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1995 年度 実績報告書

生着後のインプラントに過大な側方咬合力を与えた場合の影響について

研究課題

研究課題/領域番号 07771827
研究機関東京大学

研究代表者

松本 重之  東京大学, 医学部(病), 助手 (90251298)

キーワードアパタイトインプラント / 側方咬合力
研究概要

本研究では、アパタイトインプラントに持続的な側方力がかかるようにし、どの程度までインプラントが側方力に耐えられるのかを調べる。また、そのとき骨性結合した周囲顎骨にどのような変化が現れるのかを組織学的に検索するために、以下の実験を行った。
雑種成犬の下顎両側臼歯部(P3P4M1)を抜歯する。抜歯窩の治癒する約3ヶ月後に直径4.0mm長さ9mmのアパタイト2ピ-スインブラント(アパセラム【encircledR】)を両側臼歯部に2本づつ埋入する。インプラント埋入2ヶ月後、相当部の粘膜を切開し支台部合着手術を行い、インプラントの印象をとる。模型上にてそれぞれのインプラントに冠を作製する。インプラント冠をイヌに装着後、インプラント同士を互いに牽引するように、ニッケル-チタン製のセンタロイドコイルスプリングを金属冠のフックに3-0ワイヤーにて結紮した。牽引力は、300g・400gとし、反対側はコントロールとした。検印期間は1カ月とした。インプラント冠装着時に1度目のX線撮影を行い、2週間に一度イヌのブラッシングと、規格X線撮影、印象採得を行い、インプラントの移動、破折がないかを確認した。
結果、インプラントには肉眼的、X線的に異常はみられなかった。
現在、インプラントおよびその周囲組織を含めて顎骨を摘出し、10%ホルマリンアルコールにて固定し、エポキシ樹脂包埋後、未脱灰薄切研磨切片を作製中である。今後、作製された標本を光学顕微鏡にて観察し、インプラント及びその周囲組織に、側方力よってどのような影響がでているのかを検索する。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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