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1995 年度 実績報告書

口腔唾液腺癌におけるMMPsおよび細胞外マトリックスの発現からみた癌転移能の評価

研究課題

研究課題/領域番号 07772002
研究機関久留米大学

研究代表者

原田 博史  久留米大学, 医学部, 助手 (70241180)

キーワード唾液腺癌 / Mutrix metullo proteinuse / 細胞外マトリックス / 転移
研究概要

現在までに腺様嚢胞癌(ACC)16例、粘表皮癌(MEC)12例におけるMMP-1,2,3,9の発現状況について検索を行っている。
MMP-1は、ACC25.0%、MEC33.3%、全体で28.6%であった。
MMP-2は、ACC37.5%、MEC41.7%、全体で39.3%であった。
MMP-3は、ACC31.3%、MEC50.0%、全体で39.3%であった。
MMP-9は、ACC43.8%、MEC50.0%、全体で46.4%であった。
MMP-9の発現率については前回検索時(平成5年度)にはACC71.4%、MEC42.9%、全体38.1%と比較するとACCで大幅に減少しており、何らかの交叉反応によるものと考えられた。
臨床的事項との関連についてはMECで遠隔転移、予後不良症例との相関が認められたが、その他の事項同様明らかな有意差を見い出すには至らなかった。
VI型コラーゲン、ラミニンなどの細胞間基質、c-erbB1,2遺伝子産物については抗体の選定に手間取ったため完了していない。
その他、対象期間中の特記すべき症例については順次報告を行っている。
今後もさらに検索を進め、良性腺腫やAcinic cell carcinomaやEpithelial-myoepithelial carcinomaなどlow-gradeとされる腫瘍も症例が入手できたためこれらについても検索を行ってゆきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroshi Hurada,et al: "Epitheliul-myoepitheliul carcinoma-report of a case arising in the nasul cavity." The Journal of Laryngology and Otology. 110(印刷中). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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