研究概要 |
1,最終年度にあたり、補充調査と3年間の総括を行った。 2,痴呆別にまとめると、次のように分類できる。 東日本:北海道地方(積丹半島・知床半島) 東北地方(秋田県・岩手県・宮城県) 中部・北陸(新潟県・石川県) 西日本:近畿地方(兵庫県・和歌山県) 中国地方(島根県・岡山県) 四国地方(愛媛県・徳島県・高知県) 九州地方(長崎県・大分県・宮崎県・鹿児島県) 沖縄地方(沖縄県) 3,これらを本研究の主旨に合わせて海域を中心に分類しなおすと、次のようになる。 日本海側:積丹半島・秋田県・新潟県・石川県・島根県・長崎県・鹿児島県 太平洋側:知床半島・岩手県・宮城県・和歌山県・徳島県・高知県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県 瀬戸内海:兵庫県・岡山県・愛媛県・大分県 4,地域によっては粗密があるものの、日本列島の北から南まで、日本海・太平洋の両海域を網羅し、しかも、二つの外海に対して唯一の内海である瀬戸内海を対比できることで、地名の採録の地域的な均質性は保たれるものと考える。 5,報告書では全体の概観に主眼をおく。 6,今回の科学研究費で日本列島の大まかな姿がとらえられたので、資料分析の目をつめていきながら、これまでに気がつかなかった新しい問題点の発掘にも心したい。
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