• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

手話教育法の研究;教育用基本文法項目の選択と基本語彙選定及びテキストの作成

研究課題

研究課題/領域番号 07801074
研究機関中京大学

研究代表者

神田 和幸  中京大学, 教養部, 教授 (70132123)

キーワード手話 / 基本語彙 / 電子化辞書 / 手話教育 / ろう教育 / 手話工学 / ラベリング / 手話学
研究概要

1.基本語彙の選定
神田和幸(1994)で選定された日本手話基本語彙634語と動画像を搭載した他の手話辞書類を比較検討し、日本語ラベルをインデックスとして共通語彙を抽出し、その手話語形を詳細に検討した。次にイラストで説明する手話辞典も検討資料に加えて辞書形を選定した。その辞書形の画像とインデックスを日本手話基本語彙として公開したところ、他の研究グループによって、Signdex V.l.という形で手話工学的に応用され、その成果をアメリカでのHCl'97で発表した。
2.基本文法の選定
日本手話の文法項目そのものが研究されていないので、経験と直観を頼りに手話文法項目を選びだし研究した結果、主に形態的に発現するものと統語的に発現するものに大別されることが分った。手話の文法構造については「基礎からの手話学」第1章に掲載した。
3.手話教育テキストの作成と教育実践
統語的文法標識の典型である、眉上げ、眉寄せなどの非手指動作を選びだし、入門段階から文法を導入する、これまでにないタイプの手話テキスト(「ひとさし指のマジック」)を作成、それに準拠するドリル(「サイン加藤の手話教室」)を試作して、実際の手話クラスで実験した。生徒の評判は好評であり、また他の手話講師からも絶賛を受けた。これらの実践報告を研究発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 神田和幸・加藤勝由・城戸千代子: "手話教育の実践報告" 日本手話学会 第23回大会予稿集. 46-49 (1997)

  • [文献書誌] K Kanda et al: "A Proposal of the Standard Labelling System for JSL" Abridged Proceedings, HCI International ‘97. 15-15 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi