研究課題/領域番号 |
07804006
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
柴田 勝征 埼玉大学, 理学部, 教授 (50028213)
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研究分担者 |
西村 和雄 京都大学, 経済研究所, 教授 (60145654)
伊藤 博明 埼玉大学, 教養学部, 助教授 (70184679)
三島 健稔 埼玉大学, 工学部, 教授 (30245310)
都築 正信 埼玉大学, 教養学部, 教授 (40008917)
岡部 恒治 埼玉大学, 経済学部, 教授 (80087080)
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キーワード | 機械翻訳 / 英和翻訳システム / 言語能力 / C言語 / パソコンソフト |
研究概要 |
本研究では、パソコン上にC言語を用いて実装した英和翻訳システムを用いて、人間の児童が成長段階に応じて言語能力を高めて行くプロセスをシミュレートして行く目的で、中学1,2,3年の英語教科書の英文を正しく翻訳させるためのデータを蓄積してきた。昨年度までに、3社の1,2,3年用教科書のためのデータを入力したが、本年度は、徳に口語的にくだけた表現の多い「Crown」の1年および3年の教科書を中心に取り組みを進めた。来年度には、2年生用の教科書も含めた「Crown」の全学年の教科書を完全に翻訳でぃるようにした後、高校1年の英語教科書に取り組んで行く。 また、本年度から、今までに英和翻訳システム開発の取り組みで得られたたノウハウを活かして、「和英」翻訳システムにも取り組み始めた。上記の4種の教科書の1年生用のものについては、ほぼ完全に英訳できるレベルに成って来た。 なお、本研究の英和翻訳システムを「翻訳エンジン」とする翻訳ソフトが、「創歩人コミュニケーションズ」(株)から商品名「ハリスIII世」(MS-WINDOWS用)のネットワーク上で通信販売が開始された。また、「ソフトウェア技術株式会社」からは商品名「ETRANJ」(Unix用)として完成し、近々発売が開始される事になった。本研究代表者(柴田)と「創歩人コミュニケーションズ」の共著書「英和翻訳ソフトの使い方(仮題)」が平成8年2月に出版される予定になっていたが、発売元(「情報管理株式会社」)の都合で発光が遅れているのは残念である。 本研究の代表者と分担者は適時情報交換を行いつつ研究を続けてきたが、特に、平成7年11月30日(木)全日、埼玉大学において研究討論集会を開催し、代表者および分担者全員が参加して、各人の研究状況に関する発表と質疑応答を行って知見を交流し、研究の促進を計った。
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