• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

ロ-リボーストリベンゾエ-ト誘導体による好中球の接着および活性酸素生成阻害

研究課題

研究課題/領域番号 07806012
研究種目

一般研究(C)

研究機関三重大学

研究代表者

柏村 直樹  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (20026412)

研究分担者 稲垣 穣  三重大学, 生物資源学部, 助手 (20242935)
西川 司朗  三重大学, 生物資源学部, 助教授 (50024592)
キーワード接着分子 / リボーストリベンダエ-ト / 抗炎症剤 / 活性酸素 / 好中球 / KLH / 血管内皮細胞 / インテグリン
研究概要

本年度は1)誘導体の大量調製、2)好中球-KLHの接着阻害、3)好中球-KLH接着阻害に伴う活性酸素生成阻害、4)マウスの耳炎症の阻止実験、5)血管内皮細胞細胞接着分子の発現阻害実験、および6)構造活性相関特に水産基の有無が活性に及ぼす影響を調べた。その結果、それぞれ有効かつ発展な結果が得られたのでその概要を以下に示す。
1)3種のリボーストリベンゾエ-トTK50p,50f,50mを1g以上化学合成した。
2)FMLP,PAF,又はPMAの存在下TK50p,50f,50mは10^<-4>M〜10^<-6>Mの濃度で好中球のKLHに対する接着を80%以上阻害した。
3)2)と同じ系においてH_2O_2の生成を同じ濃度範囲で50%以上阻害した。
4)TK50pはマウス遅延型過敏反応(in vivo)を50%以上阻害した。
5)TKシリーズのリボース誘導体はヒト血管内皮細胞の接着分子ICAM-1,ELAM-1,VCAN-1の発現を90%以上阻害した。
6)TKシリーズリボース誘導体のOH基をBn基、AC基で置換すると阻害活性は全く消失した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 柏村直樹 他: "Inhibitory effect of some tri-O-benzoyl-D-vitose deuvatives on neutrophle adhesion and its oxidation burst" Carbohyd.Lett.1. 261-268 (1995)

  • [文献書誌] 柏村直樹 他: "細胞接着阻害活性を有する新規糖質誘導体の分子設計 第1報" 三重大学地域共同研究センター研究報告. 3. 129-136 (1995)

  • [文献書誌] 柏村直樹: "3位に置換基を有するヘキソース誘導体の好中球接着阻害作用" 三重大生物資源紀要. 16(印刷中). (1996)

  • [文献書誌] 柏村直樹 他: "Inhibitory effect of somelipophilc monosaccharsde derivatives on iss vitro celladhesion systems" Inflammation Research. 44. S246 (1995)

  • [文献書誌] 柏村直樹 他: "脂溶性糖質誘導体の細胞接着阻害活性 第6報" 日本農芸化学会誌. 70(印刷中). (1996)

  • [文献書誌] 柏村直樹 他: "脂溶性糖質誘導体の細胞接着阻害活性 7報" 日本農芸化学会誌. 70(印刷中). (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi