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1995 年度 実績報告書

人口皮膚の試作と移植に関する細胞生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07807003
研究種目

一般研究(C)

研究機関北里大学

研究代表者

安達 栄治郎  北里大学, 医学部, 助教授 (30110430)

研究分担者 林 利彦  東京大学, 教養学部, 教授 (60090528)
キーワード人口皮膚 / IV型コラーゲン / ラミニン5 / 表皮細胞 / 線維芽細胞 / ゲル収縮
研究概要

牛レンズカプセルとヒト胎盤から精製したIV型コラーゲンには180Kd以外に160Kdのα鎖が見られた。従来IV型コラーゲンの研究にはEHS tumorの細胞外マトリックスより精製したIV型コラーゲンが用いられてきた。この標品では180Kdのα鎖のみ見られる。このことからIV型コラーゲンもI型コラーゲン同様酵素による切断を受けより低分子量の160Kd鎖になり基底板の網状構造を形成する可能性が示唆される。実際、正常組織(牛レンズカプセルとヒト胎盤)由来IV型コラーゲンから正常組織における基底板の緻密さに匹敵する網状構造を再構成することが出来た。これらは人口皮膚作成時に表皮細胞の支持体として期待される。
線維芽細胞とI型コラーゲンゲルから作成した人口真皮の培養液中にラミニン5型(5μg/ml)を加えることにより基底板が形成されること明らかにした。さらにレチノイン酸をラミニン5型に追加すると基底板の形成が促進されることが明らかになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yamato, M. Adachi, E. et al.: "Condensation of collagen fibrils to the direct vicinity of fibroblasts" J. Biochemistry. 117. 940-946 (1995)

  • [文献書誌] 安達栄治郎: "I, III, IV, V型コラーゲンの組織構築" 解剖学雑誌. 70. S57 (1995)

  • [文献書誌] 常長誠・安達栄治郎 他: "ヒト皮膚再構成モデルの組織形態" 解剖学雑誌. 70. S165 (1995)

  • [文献書誌] 安達栄治郎・林利彦: "再構成したIV型コラーゲンの微細形態" 解剖学雑誌. 70. S165 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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