• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

薬剤耐性癌細胞における耐性に関わる遺伝子の発現調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07807021
研究種目

一般研究(C)

研究機関新潟大学

研究代表者

福田 剛明  新潟大学, 医学部, 助教授 (20199235)

研究分担者 柿原 敏夫  新潟大学, 医学部, 助手 (70262433)
岸 賢治  新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (30186209)
キーワード薬剤耐性 / 癌細胞 / 核内因子 / P糖蛋白
研究概要

我々はこれまで,主として白血病細胞株を用いて,薬剤耐性機序の解析を行なってきた。特にP糖蛋白の発現以外の耐性機構はまだそれ程研究が進んでいない。我々が樹立したAraC耐性白血病細胞株では一般に言われている酸素遺伝子には異常はなく,Ap-1等の核内蛋白の発現が増加していた。また,P糖蛋白を発現していない別の白血病細胞株でもAraC耐性のみならず,ADR,VINCHStin耐性株においてAp-1,Sp-1の発現増強があり,しかもこれらの発現阻害剤を用いることにより,その耐性を解除できた。一方,ヒト卵巣癌株とそのシスプラチン耐性株との比較においては,シスプラチン耐性株で核内における熱ショック蛋白の発現の増強があり,しかもp53発現も同時に見られた。これらの事実は,AP-1,SP-1のみならず,核内熱ショック蛋白等も種々の遺伝子発現に重要な役割を果たしていることを意味する。今後はさらに,普遍的にこれらの機内調節因子が働くのか,遺伝子発現のどの部位に関与するか解明したい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] F Fukuda et al.: "Reactivity of auti-Arac resistaut cell wonodetal ovtibody,YU-311,in formalm fixed paraffiw ewbedde speciuong of various hewatepoieficcltsorders" Leukemia Research. (印刷中).

  • [文献書誌] F Fukuda et al.: "Characterization of Newly establisheol hueor levkevuia cell line,KF-19,and its drvg resistant sublives" Leukemia Research. (印刷中).

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi