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1995 年度 実績報告書

自己免疫性神経疾患のB細胞クロナリティーの検出とその病因的意義に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07807066
研究種目

一般研究(C)

研究機関東京女子医科大学

研究代表者

橋本 しをり  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (60180824)

キーワード自己免疫性神経疾患 / B細胞クロナリティー / 免疫グロブリン遺伝子
研究概要

本研究の目的は、自己免疫性神経疾患における免疫グロブリン遺伝子の可変領域(VH)に関するB細胞レパートリーを解明することにある。本研究における到達目標の第1点は、VH(各1-6)ごとのB細胞レパートリーをPCR-SSCP法またはCDR3-length法により明らかにするアッセイ方法を確立することであり,第2点は、自己免疫性神経疾患を対象に末梢血及び髄液中のB細胞レパートリーを検討することである。
平成7年度の研究により、まずlgM・lgG・lgAの各クラスの免疫グロブリン重鎖遺伝子をPCR法により増幅単離する条件を決定することができた。具体的には、まず末梢血より全RNAを抽出し、lgG・lgA・lgMのそれぞれのFc部分に特異的な下流プライマーを用いてcDNAを合成し、PCR法による増幅には、VH1-6に特異的な上流プライマーとFc部分のプライマー(特異性を上げるために、cDNA合成に用いた部分より内側のFc部分に設定)とを用いた。更に、ポリアクリルアミドゲル及び自動シークエンス機により、得られたバンドを展開することで、免疫グロブリン重鎖遺伝子のCDR3長を決定できることが判明した。
平成8年度は、CDR3長の解析法を完成させ、当初の計画に沿い、炎症性あるいはB細胞腫瘍性の神経疾患患者を対象にして、病変部位(髄液あるいは生検部位)と末梢血とで、免疫グロブリン重鎖のCDR3長を比較検討する予定である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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