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1995 年度 実績報告書

ヒルシュスプルング病無神経節部腸管における外来神経増生に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07807163
研究種目

一般研究(C)

研究機関杏林大学

研究代表者

韮澤 融司  杏林大学, 医学部, 助教授 (60129591)

研究分担者 田中 裕之  杏林大学, 医学部, 助手 (90271270)
赤川 公朗  杏林大学, 医学部, 教授 (80129303)
伊藤 泰雄  杏林大学, 医学部, 教授 (80110881)
キーワードヒルシュスプルング病 / 無神経節部腸管 / HPC-1蛋白
研究概要

本研究の目的はヒルシュスプルング病無神経節部腸管における外来神経の増生を神経発芽(分枝形成)を制御すると考えられている神経特異的蛋白質HPC-1をマーカーとして検索することにある。生体におけるHPC-1の局在は中枢神経系を中心に研究されてきたが腸管神経系に関する報告は極めて少ないため、まず、成熟ラットの腸管を用いてHPC-1抗体を使用した免疫組織学的色法の確立を行った。その結果、腸管にも中枢神経系と同様にHPC-1陽性神経線維が存在することを形態学的に証明した。さらにWestern blot法にて生化学的にもその存在を確認した。(第32回日本小児外科学会総会にて発表、平成7年6月29日、横浜、現在投稿準備中)以上の結果をふまえ、腸管壁内HPC-1陽性神経線維の正常発生を検索するためラット胎仔を用いて腸管神経系の発生過程をHPC-1をマーカーとして検索した。その結果Ach-E陽性神経線維は比較的早期から出現するのに対しHPC-1陽性神経は胎生の後期になり始めて出現することが明らかとなった。今後は手術的に採取したヒルシュスプルング病腸管を検索材料として実験を進める予定である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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