研究概要 |
小学校段階での学習者の日常生活に密着した素材としてどのようなものが選択可能であるのかを児童用調査および教師用調査を作成して調査した。 1.素材の抽出調査 小学校理科3年生から6年生までの教科書,及びその指導書に記述されている内容,挿し絵,写真等から素材を抽出した。その総数およそ800項目。これを使って予備調査を行い,およそ200項目まで精選した。さらに、この完成した調査票を用いて,小学校がどのような素材に興味関心を抱いているかを調査した。また,これと同時にそれら素材についての子供のエピソードを抽出した。この一部は日本教科教育学会の平成7年度全国大会において発表した。 2.教師側から見た児童の興味関心素材の抽出 さらに,教師はこれらの素材についてどのような認識を持っているのかを調査した。それと同時にこれらの素材が理科以外の教科でどの程度教材化が可能であると考えているのかを調査した。 現在,これらのデータを使って、クラスター分析,数量化第III類で分析を行っている。
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