研究概要 |
1.資料採得・収集 分担;槙,柴崎,三河 1)被験者(7-38歳,12名)における咬合接触部位,咬合圧を採得: 感圧紙(プレスケール)を画像解析して物理量を算出した。 2)同被験者の顎機能の採得: 6軸運動路測定器により下顎体上の3点の運動路を算出、モーメント,筋牽引比率を算定するシステムを構築した。 3)CT撮影による顎骨形状,筋付着部位,筋断面積比率の計測: 断層厚2mmにてスキャン,画像処理ワークステーションにて3次元再構築し、顎骨形状,骨密度を計測した。 その後に割断処理,CT値の調整をおこなって筋組織の牽引方向などを算出した。 2.有限要素モデルの作成 分担;槙,伊能 1)顎骨形状の力学モデリング: CT撮影によって得られた外形形状,骨密度ならびに筋牽引部位,荷重部位を用いて三次元有限要素モデルを構築した。(自動要素決定法を開発) 2)荷重条件等の設定: 上記の資料から各種力学条件の設定をおこなった。 3)力学モデルの妥当性の確認: 現在、咀嚼状態のシミュレーション結果から発生するモーメントと運動路のカイネテック解析の結果を比較し、力学条件の精度を高めている。
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