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1995 年度 実績報告書

p53欠失マウス初代培養肝細胞を用いたCyp3aの発現制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07857165
研究機関北海道大学

研究代表者

中山 佳都夫  北海道大学, 薬学部, 教務職員 (20261323)

キーワードp53 / P450 / CYP / 転写調節 / ノックアウトマウス / 初代培養肝細胞
研究概要

Cyp3a-11遺伝子の-3kbまでの5′-上流配列をルシフェラーゼ遺伝子に融合し、キメラレポータープラスミドを作製した。これをp53欠失マウスの初代培養肝細胞に導入し、細胞抽出物のルシフェラーゼ活性を測定したところ、明白な転写活性を示した。そこで、Cyp3a-11遺伝子の5′側から順次削っていった欠失変異体を作製し、同様にp53欠失マウスの初代培養肝細胞に導入して転写活性を測定した。その結果、Cyp3a-11遺伝子の5′-上流-265から-161の間および-49から-24の間に転写調節領域を同定した。-49から-24の領域には基本的な転写活性に必要な配列であるTATAboxとGCboxが存在していた。次に、-265から-161の転写活性化領域に注目し、この配列に結合する転写調節因子が存在するかゲルシフトアッセイ法により解析した。その結果、p53欠失マウスの肝核抽出液を用いたゲルシフトアッセイでは、3本のバンドが検出され、この領域に結合するタンパク因子が存在することが明らかとなった。タンパク因子がこの領域中のどの配列に特異的に結合して、これら3本のバンドが生じたかについて現在検討中である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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