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1995 年度 実績報告書

動脈硬化発症に関与する末梢血単球の機能に及ぼす力学的負荷の影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07858100
研究機関大阪大学

研究代表者

宮崎 浩  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (00263228)

キーワード単球 / 機能 / 動的負荷 / 培養 / 動脈硬化
研究概要

動的負荷下培養装置の設計と製作を行い,親水化処理を施したシリコーンシートに家兎末梢血単球を接着させて,シートに繰り返しひずみを与えながら培養し,細胞形態を観察した。
(1)動的負荷下培養装置の設計および製作
動的負荷装置は,偏心盤とロッドを用いてステッピングモータの回転運動を往復運動に変え,シリコーンシートに繰り返しひずみを与える構造とした。培養チャンバーはアクリル二重槽とした。内槽の底部にアクリル製培養皿を設置し,外槽と蓋には恒温槽から37℃の温水を循環させ,また,培養皿にフイルターを通した37℃の95%Air+5%CO_2混合ガスを供給することにより、培地の温度およびpHの維持が可能であった。培養チャンバーの片側側面に開けた内槽への貫通孔に負荷装置のロッドを通し,アダプターを介してシートを把持したチャックと連結した。シートの他方は培養皿内に固定したチャックに取り付けた。この装置を用いて,培養環境を維持しながら,周波数可変で正弦波状の繰り返しひずみをシートに与えることが可能であった。
(2)末梢血単球の培養と形態観察
シリコーンシートに放電処理を施すことにより表面を親水化し,細胞接着性を向上させた。L929細胞を用いて処理を施したシートの細胞毒性を調べたが,毒性はみられなかった。シートに単球を接着させて,周波数1Hz,5%の繰り返しひずみを与えながら培養した。走査型電子顕微鏡を用いて培養前後の接着形態を比較したが,培養2日後では現在のところ大きな違いはみられていない。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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