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1996 年度 実績報告書

汎アジア圏長期経済統計データベースの作成The Compllation of Integrated Long-term Economic Statistical Database of the Trans-Asian Region

研究課題

研究課題/領域番号 07CE1001
研究機関一橋大学

研究代表者

尾高 煌之助  一橋大学, 経済研究所, 教授 (90017658)

研究分担者 平井 規之  一橋大学, 経済研究所, 教授 (80017665)
寺西 重郎  一橋大学, 経済研究所, 教授 (70017664)
清川 雪彦  一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017663)
富沢 賢治  一橋大学, 経済研究所, 教授 (30017660)
南 亮進  一橋大学, 経済研究所, 教授 (80017657)
キーワード国民経済計算 / 国民所得 / アジア / 極東ロシア / 経済発展 / 長期経済統計 / 数量経済史 / 地域環境経済
研究概要

データベース作成方法を確定し、地域・主題別に以下の作業を実施した。
(1)ロシア:[a]ロシア:第二次大戦後ロシアの産業別GDP系列をほぼ完成し、戦前期経済史統計を検討した。[b]極東ロシア:資料所在調査を実施した。[c]中央アジア:ウズベクスタン統計を蒐集した。[d]モスクワ公文書館所蔵の未公開資料の利用可能性の検討を開始した。
(2)東アジア:[a]中国:独立後-1977年のGDP系列をマテリアル・バランスからSNA概念に再集計中である。また、戦前期の国民所得、農・工業生産物、物価・貿易統計の推計を開始した。[b]台湾:1902-90年のGDP系列を、一部を除き完成した。[c]コリア:20世紀長期経済統計データベース作成を準備中。また戦後北朝鮮の統計吟味を続行した。
(3)東南アジア:[a]フィリピン:1946-80年の経済時系列データファイルを整備し、戦前期経済統計資料の所在調査と収集に努力した。[b]インドネシア:戦後におけるGDP、農・工業の諸系列の精度を検討し、戦前期貿易、財政統計を整備した。[c]タイ:諸統計資料の所在調査、所在調査、収集、データ入力を実施したほか、戦前の国民所得系列の推計作業を実施中である。[d]ヴェトナム:GDP系列を整備するため遡及的にデータの収集を開始した。[e]マレーシア:統計資料の所在調査と先行諸研究の展望を実施した。
(4)南アジア:インド:戦後期における国民所得諸統計の比較検討と、パキスターンを含む農業時系列の吟味・入力に携わった。戦前期については、農業統計、金融統計、人工・教育統計の検討と入力作業を実施した。
(5)西アジア:戦前期トルコ及びエジプトの農業、人工、貿易、社会統計、クルディスタンの社会統計を入力した。
(6)主題別統計:農産物推計シェックの方法論を確定ならびにミャンマーの米産高統計の蒐集と一部入力、海関統計の収集と検討、人工・労働力の比較動態吟味、東南アジア金融制度史研究、物価・賃金データ論などを実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 尾高煌之助: "引揚者と戦争直後の労働力" 社会科学研究. Vol.48No.1. 135-144 (1996)

  • [文献書誌] 田畑伸一郎: "Changes in the Structure and Distribution of Russian GDP in the 1996s" Post-Soviet Geography and Economics. Vol.37No.3. 129-144 (1996)

  • [文献書誌] 斎藤修: "アジア人口史展望" 経済研究. Vol.48No.1. 59-79 (1997)

  • [文献書誌] 木村光彦: "朝鮮、台湾における民族間所得配分1930-1940年" 国民経済雑誌. 175-2. 29-37 (1997)

  • [文献書誌] 木村光彦: "近代朝鮮の初等教育:アジア発展のカオス(板谷茂他編)に収録" 勁草書房, 35 (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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