研究概要 |
平成19年度は、まずコンピュータの購入・設置など必要な基整備を行った後、Md.Taufiqul Islamが東京方面に出張して、当該研究課題の専門家(元アジア経済研究所の佐藤宏氏、およびアジア経済研究所の村山真弓氏と山形辰史氏)に対するヒアリングと資料収集を行った。また平成20年3月には、研究代表者および分担者の2人で現地バングラデシュに出張し、ブラーマンバリア郡とその管轄内の1つの行政村(ユニオン)を訪問し、ヒアリングと資料・情報収集を実施した。ブラーマンバリア郡庁では、TNO(Thana Nirbahi Officer)から全体概況をヒアリングし、その後、Thana EngineerおよびThana Project Implementation Officerに会って、郡レベルの「仕事のための食料」および「テスト・リリーフ」について、その割当量、配分方法と割り当てられた小麦や米の量的把握を行った。さらに、Machihataユニオンでは、ユニオンの財政収入と財政支出の詳細をヒアリングし、記録した。成果はまだないが、レビュー・ペーパーであるTaufiqul Islam,"Prospect of Building a Local Self-government at the Upazila/Thana Level:Towards a Decentralized Rural Administration in Bangladesh"を書き上げ、Asian Journal of Political Science(シンガポール)に投稿中である。
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