研究概要 |
平成20年度は、平成19年度の研究成果をワーキング・ペーパー(Md.Taufiqul Islam and Koichi Fujita,Prospect of Building a Local Self-government at the Upazila/Thana Level:Towards a Decentralized Rural Administration in Bangladesh,Kyoto Working Papers on Area Studies No.15,December 2008)として公刊した。このワーキング・ペーパーをもとに、修正・改善を加え、国際ジャーナルへの投稿を考えている。 また、20年度には、バングラデシュの地方行政制度、とりわけ末端行政組織であるユニオン評議会(Union Parishad)の特徴をより際立たせるために、隣国隣州のインド・西ベンガル州のパンチャヤート、とりわけ末端行政組織であるグラム・パンチャヤート(Gram Panchayat)との比較研究を実施した。具体的には、西ベンガル州の一グラム・パンチャヤートを調査し、バングラデシュの調査データとの比較分析を行った。この成果は、すでにドラフト・ペーパーとしてまとめており、今後、学会発表や学会誌への投稿を予定している。
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