研究概要 |
養殖クルマエビに多大な被害を出しているクルマエビ急性ウイルス血症原因ウイルス(WSSV)の感染予防を目的とする。WSSVのエンベロープ構成タンパクであるVP-28およびVP-35の遺伝子を用いて,DNAワクチンを作製した。親クルマエビに対する注射法を用いてDNAワクチンを投与し,その後,WSSVによって攻撃を行った。その結果,いずれのDNAワクチン投与区もWSSVに対して,予防効果を示した。そこで,今後サブユニットワクチンの開発やRNAiによるウイルス疾病抑制に取り組みたい。すでに,基礎的な知見については,国際誌に2報投稿済みである。また,6月と10月の国際学会に口頭発表を行うべく,登録手続きは終了している。
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