研究課題/領域番号 |
07F07628
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研究機関 | 独立行政法人農業技術研究機構 |
研究代表者 |
今井 亮三 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター低温耐性研究チーム, 主任研究員
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研究分担者 |
RADKOVA M. I. 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター・低温耐性研究チーム, 外国人特別研究員
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キーワード | シロイヌナズナ / RNA結合タンパク質 / RNAシャペロン / 低温ショックタンパク質 |
研究概要 |
シロイヌナズナの低温ショックドメインタンパク質が植物中で機能する分子機構を解析するため、主に変異株等を利用した機能解析を行った。得られた結果の概要は以下の通りである。 1.AtCSP2ノックダウン変異株およびAtCSP4ノックアウト変異株を単離した。両株とも野生株と比較して常温条件では発育や形態に異常は見られなかったが、耐凍性は低下していた。しかしながら、過剰発現体は野生株と比較して耐凍性は変化しない。 2.長日条件下ではAtCSP4過剰発現体は野生株と比較してロゼット葉が約3枚少なく、花芽形成が約9日早かった。AtCSP4ノックアウト変異株は野生株と比較して花成時期は変化しない。短日条件下ではAtCSP4過剰発現体は野生株と比較してロゼット葉が約2枚少なく、花芽形成が約5日早かった。AtCSP4の花成への関与が示唆された。 3.AtCSP3ノックアウト変異株で発現が低下している遺伝子をマイクロアレイを用いて20個同定した。その中の6個の低温誘導性遺伝子についてRT-PCR法で発現の低下を確認した。特にペルオキシダーゼ、グルタチオンSトランスフェラーゼなど、ストレス下で生じる活性酸素や過酸化物を除去する遺伝子の発現が低下していた。 4.酵母ツーハイブリッド方によりAtCSP3タンパク質と相互作用すると予想される10個の候補タンパク質が得られた。現在、それらとAtCSP3との相互作用について再確認を進めている。
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