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2009 年度 実績報告書

東アジア市民社会圏における環境運動の社会学的実証研究―地域社会の紛争と協働―

研究課題

研究課題/領域番号 07J03464
研究機関筑波大学

研究代表者

石岡 理恵 (松井 理恵)  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 特別研究員(DC1)

キーワード環境社会学 / 地域社会 / 韓国 / 社会運動
研究概要

採用第3年目の本年は、採用第1年目および第2年目におこなった調査、研究の成果を発表するとともに、みずからの研究を新たな方向に展開させるべく、幅広い研究活動に従事した。
韓国の事例地における資料収集およびフィールドワークを継続しつつ(2009年5月、8月、11月、2010年2月)、国内では環境社会学会において異なる研究機関に所属する若手研究者との交流を深め、定期的(1ヶ月に1、2回)に開催される研究会に参加することとなった。
また、昨年おこなわれた東アジア環境社会学国際シンポジウムと関連して、環境年表作成や韓国の学術論文を翻訳するといった、新たな試みにも携わった。
研究成果の発表として、具体的には、日本社会学会第82回大会にて本研究に関する報告をおこなった(2009年10月)。事例地における地域住民組織に着目したこの報告によって、前年度よりおこなってきた継続的な調査の成果を提出した。今後、この報告を論文化し、査読付学術誌への投稿を予定している。
本研究では、東アジアの地域社会における環境運動に着目して、環境のあり方をめぐって生じる諸主体の紛争と協働を、韓国のフィールドワークを通じ社会学的に考察してきた。なぜなら、環境運動が展開される地域社会に焦点を当てることによって、東アジアの環境運動が抱える今日的課題を明らかにし、そのうえで課題解決への道を探ることを企図しているからである。本年度に実施した研究報告および調査は、以上のような目的をもった本研究の一部を構成するものとなる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 韓国環境社会学の研究動向と課題2009

    • 著者名/発表者名
      具度完蓍, 松井理恵訳
    • 雑誌名

      環境社会学研究 15

      ページ: 80-88

  • [学会発表] 地域社会における民主化の変容とその可能性-韓国大邱市三徳洞の地域住民組織を事例として2009

    • 著者名/発表者名
      松井理恵
    • 学会等名
      日本社会学会第82回大会
    • 発表場所
      立教大学
    • 年月日
      2009-10-11

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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