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2007 年度 実績報告書

マウス生殖細胞で発現するsmall RNAとエピジェネティクス

研究課題

研究課題/領域番号 07J06299
研究機関総合研究大学院大学

研究代表者

渡部 聡朗  総合研究大学院大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC2)

キーワードsiRNA / piRNA / DNAメチル化 / non-coding RNA / マウス / 生殖細胞 / 卵 / レトロトランスポゾン
研究概要

マウスの胎生期のオスの生殖細胞および卵子より、RNAを回収し、small RNA libraryを作製し、シークエンスをおこなった。オスの生殖細胞にはレトロトランスポゾンの配列をもったpiRNAがあることがわかった。このpiRNAはDNAのメチル化を介して、レトロトランスポゾンの抑制にはたらいてることを共同研究で明らかとし、論文にまとめた。卵には、大量のsiRNAがあることを明らかにし、レトロトランスポゾンの抑制と遺伝子発現制御に働くことがわかった。これらのsiRNAがどのようにできるかを調べたところ、偽遺伝子から生成していることがわかった。これらの偽遺伝子から生成したsiRNAは、配列上類似性をもつ遺伝子から転写されてできるmRNAの分解にはたらいている。今まで、機能のわからなかった偽遺伝子が、機能的な遺伝子の抑制をになうことが明らかとなった。現在、論文を投稿中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] DNA methylation of retrotransposon genes is regulated by Piwi family members MILI and MIWI2 in murine fetal testes2008

    • 著者名/発表者名
      Kuramochi-Miyagawa S, et. al.
    • 雑誌名

      Genes and Development 22

      ページ: 908-917

    • 査読あり
  • [学会発表] マウス卵におけるpiRNAの役割2008

    • 著者名/発表者名
      渡部 聡朗
    • 学会等名
      日本RNA学会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      2008-07-29
  • [図書] 医学のあゆみ2008

    • 著者名/発表者名
      渡部 聡朗
    • 総ページ数
      223,227-230
    • 出版者
      医歯薬出版株式会社

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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