研究課題
ヨーク大学内のYork-JEOL Nanocentreで世界初の国産品(日本製)となる200-300kV型ガス環境制御球面収差補正透過電子顕微鏡の開発・導入に携わった。「環境セル電子顕微鏡を用いた酸化チタンの酸化・還元その場観察」の研究を行った。ガス導入セルに分圧・温度の制御機構に加えて、気体分子の検出機構を利用して、導入ガスに一酸化炭素や窒素酸化物を用いて光酸化・還元をその場観察した。光触媒反応が進んでいるまさにその状況を、原子分解能で3次元その場観察(および記録)した。それにより、粒界や転位といった反応活性サイトを特定することができた。電子線回折(TED、CBED)・蛍光X線分析(STEM-EDX)によって得た、試料中のひずみ組成揺らぎの情報と紫外-可視光吸収スペクトルから酸化チタンの二次構造が光触媒活性に与える影響についての新たな知見を得た。光触媒反応が進んでいるまさにその状況を、原子分解能で3次元その場観察(および記録)した。それにより、粒界や転位といった反応活性サイトを特定することができた。(収束)電子線回折(TED、CBED)・蛍光X線分析(STEM-EDX)によって得た、試料中のひずみ組成揺らぎの情報と紫外-可視光吸収スペクトルから酸化チタンの二次構造が光触媒活性に与える影響を考察した。
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