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2009 年度 実績報告書

ボランティアコンピューティングにおける通信オーバーヘッド削減に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07J55401
研究機関大阪大学

研究代表者

ハイエン E.M.  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 特別研究員(DC1)

キーワードinsilicoIDE / MPI / クラスタ / シミュレーション / 自動並列化 / 通信最小化 / 並列計算理論 / ボランティアコンピューティング
研究概要

本研究の目的は、PCクラスタやグリッドやボランティアコンピューティング環境で稼働する生体シミュレーションを作成することである.この生体シミュレーションは、大阪大学基礎工学研究科の野村研究室と大阪大学臨床医工学融合研究教育センターと共同でinsilicoIDEモデル開発プラットフォームとinsilicoSimの生体シミュレーションプログラムを開発した.
今年度はinsilicoIDEの外部のinsilicoSim生体シミュレーションのためのプログラムに開発を集中に行った.insilicoSimとは、様々な記述言語で記載されているモデルを読み込んで、モデルの動きとシミュレーションの流れを表示するデータ構造に変換し、数理的なシミュレーションの計算を行うプログラムである.プログラム開発のため複数の技術を利用した.モデル記述言語で共通点があるので、共通のパーザーを開発した.これで様々な言語を読み込む場合でも、パーサーが早くモデルを分析できる.モデル計算のためデータ構造を利用するけど、メモリとキャッシュの影響で比較的に遅いである.従って、シミュレーション速度を改善するためにモデルのデータ構造は簡単なバイトコードに変換する.
ボランティアコンピューティング環境でのシミュレーションの開発も困難である.複数の大規模環境でプログラムを開発するため、Python言語でPyMWのライブラリを開発した.不信頼計算資源を利用するため、スケジューリング方法と理論も開発した.不信頼資源のスケジューリング理論とPyMWライブラリでボランティアコンピューティングやグリッドの環境で生体シミュレーションを開発できるようになった.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] insilicoSim : an Extendable Engine for Parallel Heterogeneous Biophysical Simulations2010

    • 著者名/発表者名
      Eric Martin Heien
    • 雑誌名

      3^<rd> International ICST Conference on Simulation Tools and Techniques

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Computing Low Latency Batches with Unreliable Workers in Volunteer Computing Environments2009

    • 著者名/発表者名
      Eric Martin Heien
    • 雑誌名

      Journal of Grid Computing Vol.7 No.4

      ページ: 501-518

    • 査読あり
  • [雑誌論文] PyMW-a Python Module for Desktop Grid and Volunteer Computing2009

    • 著者名/発表者名
      Eric Martin Heien
    • 雑誌名

      3^<rd> Workshop on Desktop Grids and Volunteer Computing Systems

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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