研究課題/領域番号 |
08041001
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
煎本 孝 北海道大学, 文学部, 教授 (50124227)
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研究分担者 |
全 福 内蒙古大学, 蒙語系, 教授
エフレーモフ ダニエル サハ共和国, 自然保護省, 研究調査官
バダイェフ アレクサンダ カムチャツカ国立教育大学, 副学長
池谷 和信 国立民族学博物館, 第1研究部, 助手 (10211723)
山田 孝子 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (20293839)
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キーワード | モンゴル / ヤク-ト / コリヤ-ク / 牧畜文化 / 世界観 / 儀礼 / 文化的アイデンティティ / 文化復興運動 |
研究概要 |
研究代表者(煎本孝)は、国外研究分担者である全福氏、および研究協力者であり内蒙古自治区出身の北海道大学大学院生(博士後期課程)である阿拉騰氏とともに、平成9年7月23日〜8月20日に、中華人民共和国においてモンゴル文化の現地調査を行った。また、研究協力者である阿拉騰氏は内蒙古自治区モンゴル人地域において、9月24日まで継続して集中調査を行った。ここでは、平成8年度の研究の反省にもとづき、新たな学術上の問題点としてのモンゴル民族の生態と世界観の地域的多様性に焦点をあてた調査が行われ、中国西部地域の新彊ウイグル自治区、中国中央部の青梅省、中国内蒙古自治区と言う砂漠地帯から高山地帯、草原地帯におけるモンゴル文化の多様性が明らかにされた。 さらに、研究代表者(煎本孝)は、国外研究分担者であるアレクサンダー・バタイェフ氏とともに、ロシア、カムチャッカ州北部地区におけるコリヤ-クを対象とした実地調査を、平成9年12月に行った。ここでは、特に冬期の狩猟儀礼であるホロロ祭を観察、調査しビデオ撮影を含む情報資料の記録、収集を行った。その結果、コリヤ-クの狩猟儀礼が北方諸民族に共通する世界観に基づいていることが解明され、さらに伝統的世界観と伝統的儀礼の継続と復興が図られていることが明らかにされた。
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