研究課題/領域番号 |
08041018
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
村上 誠 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (70033496)
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研究分担者 |
崔 吉城 広島大学, 総合科学部, 教授 (80236794)
藤井 守 広島大学, 総合科学部, 教授 (30033517)
大塚 豊 広島大学, 大学教育研究センター, 教授 (00116550)
笠井 達哉 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (60112702)
井上 星児 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (70223253)
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キーワード | 中国 / 韓国 / 教科教育 / 国際理解教育 / 教育制度 / 現代文学 / 地域経済 / 朝鮮族 |
研究概要 |
平成9年度は、フィールドを東アジアとして、中国および韓国を調査研究した。 まず、文化面では、現代中国文学の動向を社会科学院文学研究所、中国現代文学館などで聞き取り調査をすると共に、資料収集を行い、社会面では、東北地区における朝鮮族の生活や日本時代の歴史的位置づけに関する現地調査を実施した。また、華中沿岸の杭州・福州・泉州など歴史的都市の近代化の実態調査を行った。長江流域の地域経済の近代的変化に関しては、成都・重慶・武漢・上海などの経済開発区や企業を訪問し、聞き取りや資料収集を行い、それぞれ所期の目的を達した。 教育面では、内蒙古や東北などでの外国語教育、特に日本語教育、外国理解教育について、各地の大学・研究所において、聞き取りや資料収集を行い、また、体育・スポーツ教育の現状を北京・上海・香港の各体育大学で調査した。一方、制度面では、高度教育の民営化に関する研究で、香港・広東・河南・北京・上海の各研究機関で実態調査を行った。 なお、韓国では、教育の近代化の中で、伝統的な教育文化の直面する課題を、特に釜山地区の高神・東亜の両大学でアンケート調査を行った。 また、本年度は中国から地域研究・教育学の専門家2名を招聘し、事前の研究および現地での各機関への紹介など、多大な支援を得た。 総じて、調査は当初の予定どおりすすめられ、全体として所期の目的の達することができた。その成果は、来年の調査が終了した後に、全体のまとめとして刊行する。
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