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1996 年度 実績報告書

ウイグル民族と日本の子どもの生活環境の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 08041063
研究機関福岡教育大学

研究代表者

碇 浩一  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90117424)

研究分担者 と 廷良  中国科学院, 成都国際学術中心, 特別研究員
イスラブル ユソフ  新彊博物館, 研究員
アサン トホティサ  新彊師範大学, 文学部, 助教授
三本松 正敏  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30136395)
木舩 憲幸  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (90034602)
海塚 敏郎  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (20117039)
井上 豊久  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (70193597)
亀口 憲治  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (10091240)
横山 正幸  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60036902)
藤山 正二郎  福岡県立大学, 人間社会学部, 助教授 (30113244)
キーワード長寿村 / 民族 / 子ども / 生活環境 / 心の豊かさ / 一人っ子政策 / 登校拒否 / 伝統文化
研究概要

第1回目の調査では、ウイグル自治区(中国)での学際的な文献・データの収集・整理及び分析を行った。ウルムチではウイグル自治区全体の子どもの生活環境の基礎資料を収集した。その結果、経済的側面や施設面といった物質的な部分では日本の子どもの方が恵まれていることが改めて明確となった。
ホ-タン・カシュガル地域特に「長寿村」といわれる村落での家庭や地域での伝統文化や生活実態を、農村地域を中心とした人々や子どもに対する参与観察及びインタビュー調査により研究した。その結果、一生涯での生活の豊かさ(特に心の面)に関するデータを収集・整理・分析した。その結果、子どもの直接体験や集団・異年齢体験、社会体験の豊かさが検討された。
第2回目の調査では,中国での一人っ子政策での問題ともからめウイグル自治区のウルムチ・ガシュガル・ホ-タン地域におけるいじめや遊び等家庭・学校・地域での子どもの総合的な生活実態を探るため,ウルムチ・カシュガル・ホ-タン地域の各学校において授業時間を活用し、新彊師範大学助教授の説明のもとで小学5年生、中学2年生を対象とした質問紙調査を実施した。その結果、家族やその家族関係あるいは障害児等へのイメージよる関係性の我が国との差異の特質が示された。それと共にこどもの家事や地域の中での役割分担活動と日常的な存在感の強さや学校でのいじめの少なさあるいは登校拒否(不登校)のなさと学校の楽しさや勉学での希望等の関連が明確となった。
また、ウイグル自治区各地において約30カ所の家庭を訪問を参考観察及びインタビュー調査を行い、高齢者を含めた地域でのつながりや歌や踊り・音楽等の文化・芸術活動の日常生活への浸透によるこころ豊かな子どもの生活実態が明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] リズワン・アブリミティ,横山正幸: "ウイグルと日本の子どもの日常生活の比較" 福岡教育大学紀要. 45号. 339-361 (1996)

  • [文献書誌] 碇 浩一: "シルクロードの子どもと老人" 文化とこころ. 2巻・2号. (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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