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1997 年度 実績報告書

ウイグル民族と日本の子どもの生活環境の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 08041063
研究機関福岡教育大学

研究代表者

碇 浩一  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90117424)

研究分担者 海塚 敏郎  広島修道大学, 人文学部, 教授 (20117039)
井上 豊久  福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (70193597)
亀口 憲治  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (10091240)
横山 正幸  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60036902)
藤山 正二郎  福岡県立大学, 人間社会学部, 助教授 (30113244)
キーワードウイグル民族 / 生活環境 / 比較教育 / 老人と子ども / 発達心理 / 家族 / 生涯学習 / 伝承遊戯
研究概要

平成9年度は当初の計画に沿って、次のような研究等を行い、成果を得た。
1.第1回目の調査では、ウイグル自治区(中国)での文献・データの収集、小中学校でのアンケート調査、農村地域でのインタビュー調査および分析を行った。昨年に引き続き、学校訪問・授業参観、子ども達や教職員へのインタビュー調査により、学校の実態、特に学校における生産活動とその収益を子どもが経営的視点から学習の材料としている点が明らかとなった。ホ-タン・カシュガル地域では、昨年に引き続き、「長寿村」と言われる村落での家庭や地域での生活実態の比較調査を実施した。その結果、子どもを取り囲む家族関係や、人間関係が子どもの発達を他面的に支えていることが明確となった。子どもへの観察やインタビューで、子どもの生活環境を総合的に分析し、本年はさらに医学的視点からの研究を行った遊びや食生活、その他の生活実態と子どもの心身の豊かさが改めて検討された。
2.第2回目の冬期調査では、-20度という厳冬期に子どもの生活状況を調査研究した。厳冬期であっても、子どもは戸外で、異年齢の集団で活発に遊び、社会的役割を担っていた。家庭、学校においては、共同で喜びを見いだしながら、自然・社会環境に立ち向かっていける、地域・家庭・仲間等のつながりなどの要因が見いだされた。年末年始の期間は、子ども達自身が行事を計画実施し、当日は地域の人々を招待して、踊りや演奏を披露していた。そのことによって、地域と子どものつながりができ、また地域の人々との交流によって、社会性が育まれるということも明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大下 由美・亀口 憲治: "ウイグルの子どもの家族イメージ" 福岡教育大学紀要. 第47号. 151-161 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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