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1996 年度 研究成果報告書概要

アジアにおける〈開発と女性〉に関する文化横断的調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 08041085
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究機関国立婦人教育会館

研究代表者

大野 曜  国立婦人教育会館, 館長 (40271580)

研究分担者 伊藤 眞知子  国立婦人教育会館, 事業課, 研究員 (00280511)
伊藤 るり  明治学院大学, 国際学部, 助教授 (80184703)
目黒 依子  上智大学, 文学部, 教授 (40053631)
大沢 真理  東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (50143524)
原 ひろ子  お茶の水女子大学, ジェンダー研究センター, 教授 (90120831)
研究期間 (年度) 1996
キーワード女性 / 開発と女性 / ジェンダー / ジェンダー分析 / エンパワーメント / ライフコース / タイ / ネパール
研究概要

本研究は、ライフコース・アプローチにより、女性の開発参加を阻んでいる社会的・慣習的要因、「開発と女性」プロジェクトがもたらす女性・男性および地域への影響等について、ジェンダー分析を行うとともに、女性が男性と同等の開発の担い手として社会的、政治的、経済的状況の変革に主体的に関わりながら自立する力をつける(エンパワーメント)方策を明らかにすることを目ざした。平成8年度は、ジェンダー分析の枠組(案)を作成し、これにもとづいて作成した質問票を用いて、タイ、ネパール両国における現地調査(パイロット調査)をそれぞれ約2週間にわたって実施した。
調査は、タイ、ネパールともに以下について実施した。1開発と女性に関する中央政府関係機関・国際援助機関等の担当者へのヒアリング調査、2地方行政機関等の開発関連活動担当者・NGOリーダー等へのヒアリング調査、3住民女性への質問票に基づくインタビュー調査、4開発と女性に関する資料収集。
調査終了後、調査報告および研究討議のために、タイ調査班、ネパール調査班が一同に会して会議を開催した。ここでは、住民女性インタビュー調査の集計結果(単純集計・クロス集計)が報告され、コ-ホ-ト間比較の結果、回答者の年齢と以下の項目との間に有意な相関がみられた。初婚年齢、農作業開始年齢、プロジェクトに関する相談相手、日常的な相談相手、団体所属、重要な人物。また、研究分担者等によるヒアリングおよび住民女性インタビューに関する報告がなされ、女性のエンパワーメントに影響を与える諸要因についての研究討議を行い、ジェンダー分析の枠組の一部に修正を施した。
この枠組の精緻化および開発における女性のエンパワーメントのための具体的方策の構築は今後の課題であり、次年度は、今年度の調査を基礎に、タイ、ネパールにおける本調査を実施する予定である。

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公開日: 1999-03-09  

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