研究分担者 |
BLUCE Winste シカゴ大学, エンリコフェルミ研究所, 教授
LAURENCE Lit ブルックヘブン国立研究所, 上級研究員
EADES John セルン研究科, 上級研究員
今井 憲一 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70025493)
山中 卓 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20243157)
LITTENBERG L BNL Physics Senior Physicist
WINSTEIN Bruce University of Chicago EnricoFermi Lab. Professor
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研究概要 |
21世紀のハドロン粒子工場となりうる米国BNL-AGS,FNAL-FMI,ヨーロッパCERN-LEAR/ADおよび日本JHPでの「反陽子・K中間子・ニュートリノ物理研究」に関する現状と将来の方向を調査するために計画の中心的研究者を国外から招聘し,国内での各種シンポジュウムやワークショップにて国内研究者との協同研究を行った。また国外での関連ワークショップを組織するとともに国外の研究者と討議するために研究者を派遣した。 1.BNL-AGSの加速器増強が完了し世界最大強度の陽子線が実験に提供され始めたのを契機としてAGSの次期研究計画を検討するため平成8年5月13-17日にBNLにてワークショップを開催した(成果報告書)。 2.FNALで建設中のFMIでのニュートリノ実験計画や,最近実験を開始したテバトロンでのKTeV実験についての実地調査と放射線防禦の方法やKLビームラインの設計,設置法等について関連研究者との討議を平成8年8月20-23日に行い,我国のJHP計画策定に反映させた。 3.CERNでの反陽子リング(AC/AA/LEAR)の現状と,改造計画(AD)についての物理・加速器に関する検討をCERNにて平成8年11月5-6日に行い,JHP計画での反陽子物理の進め方についての指針を得た。 4.第25回INS国際シンポジュウムを核研で平成8年12月3-6日に「大強度陽子加速器での物理研究」をメインテーマとして開催し,海外から関連研究者を招いて議論を行うと共に,引き続き「ハイパー核物理ワークショップ」と「50GeVハドロン物理ワークショップ」でも国内外の研究者が膝を交えて詳細な検討を行った。 5.調査研究の成果を報告書にまとめ世界各地の研究者に広く配布した。
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