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1996 年度 実績報告書

海南島(中国)の浅海性動物の種多様性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08041161
研究機関国立科学博物館

研究代表者

松浦 啓一  国立科学博物館, 動物研究部, 室長 (70141984)

研究分担者 LUI Jing  中国海洋研究所, 教授
XU Fengshan  中国海洋研究所, 教授
REN Xianqiu  中国海洋研究所, 教授
LIAO Yulin  中国海洋研究所, 教授
LI Chunsheng  中国海洋研究所, 教授
LIU Ruiyu  中国海洋研究所, 教授
LI Xinzheng  中国海洋研究所, 教授
長谷川 和範  国立科学博物館, 昭和記念筑波研究資料館, 研究官 (70270410)
篠原 現人  国立科学博物館, 動物研究部, 研究官 (10280520)
藤田 敏彦  国立科学博物館, 動物研究部, 研究官 (70222263)
斎藤 寛  国立科学博物館, 動物研究部, 研究官 (00259996)
窪寺 恒巳  国立科学博物館, 動物研究部, 主任研究官 (80170041)
武田 正倫  国立科学博物館, 動物研究部, 室長 (20000143)
キーワード中国 / 海南島 / 浅海性動物 / 分類 / サンゴ礁
研究概要

中国南部沿岸の海南島沿岸の浅海性動物の調査を行った。調査は、国立科学博物館の研究者と中国科学院海洋研究所(青島)の研究者が共同して平成9年2月下旬から3月中旬にかけて実施した。調査した主な場所は海南島南部のSanya海岸と北部のHaikou付近の海岸である。Sanya海岸にはサンゴ礁が発達し、多くのサンゴ礁性の動物が採集された。サンゴ礁の採集にはスキューバを主に用い、魚類の採集にはロテノンも使用した。
サンゴ礁で採集した動物の主なグループは、魚類、小型甲殻類、貝類、棘皮動物(ヒトデ類、クモヒトデ類)である。このうち魚類では、ハナヤサイサンゴ等の枝の間に生息する小型ハゼ類に数種の新種が見いだされた。また、サンゴの株の間や転石の隙間などから採集されたヘビギンポ類にも新種と思われるものが含まれていた。無脊椎動物では、サンゴの枝の間に生息するサンゴガニ類に新種と思われるもの、また中国初記録と思われる種類が見いだされた。貝類ではヒザラガイ類で多くの興味ある種類が採集された。
海南島北岸にあるHaikouでは漁船を使用してトロールやドレッジを用いて低性動物を採集した。調査期間が短かったため、採集個体数は多くはなかったが、魚類ではアカタチ類、トラギス類、ハゼ類などに中国初記録と思われる種類が見いだされた。無脊椎動物では、小型カニ類やエビ類などに稀種が見いだされ、新種と思われるものも散見された。また、ヒトデ類やクモヒトデ類も多数採集された。
SanyaとHaikouの間にあるマングローブ域でも調査を行い、汽水性小型魚類や小型甲殻類、貝類などを採集した。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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