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1996 年度 実績報告書

揚子江中・下流の土地・水利用とその資源的評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08044010
研究機関立正大学

研究代表者

内山 幸久  立正大学, 文学部, 教授 (30036066)

研究分担者 濮 培民  中国科学院, 南京地理与湖泊研究所, 教授
周 伯明  中国科学院, 南京地理与湖泊研究所, 教授
姚 士謀  中国科学院, 南京地理与湖泊研究所, 教授
鈴木 厚志  立正大学, 文学部, 専任講師 (60187705)
堂前 亮平  久留米大学, 文学部, 教授 (50062857)
大塚 昌利  立正大学, 文学部, 教授 (00120890)
新井 正  立正大学, 文学部, 教授 (10062811)
正井 泰夫  立正大学, 文学部, 教授 (10017113)
キーワード長江中・下流域 / 重慶市 / 岳陽市 / 武漢市 / 洞庭湖 / 山峡ダム / 君山農場 / 都市計画
研究概要

平成8年度には長江中下流域で、重慶市・岳陽市・武漢市の都市計画局や水利局、および岳陽市の農家を訪問し、現地での聞き取り調査を実施した。
重慶市は第二次世界大戦後に都市地域が拡大した。重慶市の市街地面積は600km_2で、市街地人口は250万人で、その周辺地域に100万人の農民が生活している。2020年には中心市街地の人口を500万人と想定し、周辺地域の人口を350万人と想定して、都市計画をたてている。重慶市では農業人口が多いが、彼らを第二次・第三次産業に転換させる必要がある。
岳陽市の面積は840km^2で、中心市街地の人口は53万人である。岳陽市は洞庭湖に面しており、港湾都市でもある。農業・工業・商業の他に、観光業も盛んである。洞庭湖は中国で2番目の大きさの湖であるが、1950年頃から洞庭湖の湖面面積が減少し始め、周辺の耕地面積が増えてきた。洞庭湖周辺地域では1996年7〜8月に洪水があり、市街地や耕地などで水害があった。洞庭湖の洪水調整が必要である。
武漢市の中心市街地面積は227km^2で、ここの人口は350万人である。武漢市は長江中流域の工業・商業・交易・金融・科学教育の中心地である。近年に自動車交通量が急増している。そのため道路網の整備を進めている。
山峡地域では谷壁の緩斜面に農地が分布し、小麦・野菜・柑橘などが栽培されている。岳陽市の君山農場は茶・米・菜種・綿花・サトウキビの生産地域となっている。米は2期作で栽培されている。
山峡ダムは1993年12月14日に着工された。2009年に竣工予定である。山峡ダムは、長江の洪水防止、発電、灌漑用水の確保、観光資源の開発などを目的に、着工されている。山峡ダムの建設により2万5千ha以上の耕地が水没する。沿岸の住民の移転を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 内山幸久: "中国における農牧業の変遷と農畜産物の分布" 立正大学大学院紀要. 13号(印刷中). (1997)

  • [文献書誌] 新井 正: "長江中・下流の水文に関する概況" 地域研究. 38-1(予定). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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