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1997 年度 実績報告書

揚子江中・下流の土地・水利用とその資源的評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08044010
研究機関立正大学

研究代表者

内山 幸久  立正大学, 文学部, 教授 (30036066)

研究分担者 鈴木 厚志  立正大学, 文学部, 助教授 (60187705)
堂前 亮平  久留米大学, 文学部, 教授 (50062857)
大塚 昌利  立正大学, 文学部, 教授 (00120890)
新井 正  立正大学, 文学部, 教授 (10062811)
正井 泰夫  立正大学, 文学部, 教授 (10017113)
キーワード長江中・下流 / 南昌市 / 九江市 / 景徳鎮市 / 廬山 / 郷鎮企業 / 工業開発 / 農業生産
研究概要

平成9年度には長江中・下流域で、南昌市・九江市・景徳鎮市・上海市新場鎮の都市計画局や、江西省環境保護局、南昌市の郷鎮企業などを訪問し、調査を実施した。
南昌市の中心市街地面積は87km^2で、ここの人口は125万人達する(1995年)。南昌市は江西省の省都で、周恩来が共産党による武装蜂起をした都市としても知られる。ここでは自動車・機械・製糸業など各種工業が盛んであり、イスズ自動車との合弁会社も市の南部に立地している。市の北部の新建県では1991年以後に工業団地が建設されており、外国資本の会社もここへ進出している。さらに市の東部の熱心村では、江西省でも有数の郷鎮企業が抗生物質を生産している。
九江市の中心市街地面積は31km^2で、ここの人口は35万人である(1996年)。市の南部の廬山は観光地として有名で、かつての中国要人の別荘地がある。市の北部の長江沿岸部では工業団地が1992年以降に造成されている。市の人口増加とともに湖浜住宅を始めとする各種の住宅団地が建設されてきている。
景徳鎮市の中心市街地面積は31.27km^2で、ここの人口は32万人に達する(1996年)。景徳鎮市は磁器の生産で知られており、この産業の発展を図るとともに、工場煤煙による公害防止にも力を入れている。また、景徳鎮市浮梁県では工業団地を造成し、機械・電気・食料などの工業の発展をはかっている。
江西省北部の農村では、稲の二期作の他に、サトウキビ・綿花・菜種などの生産が盛んである。また、都市の周辺地域では近郊農業としての各種野菜生産が盛んである。上海市の新場鎮では大規模温室による野菜生産地も存在する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 内山 幸久: "中国における農牧業の変遷と農畜産物の分布" 立正大学大学院紀要. 13. 1-22 (1997)

  • [文献書誌] 内山 幸久: "長江流域における農牧業の地域的特徴" 地域研究. 38-1. 39-46 (1997)

  • [文献書誌] 新井 正: "長江中流域の水文と山峡計画" 地域研究. 38-1. 19-29 (1997)

  • [文献書誌] 大塚 昌利: "長江流域における交通体系と輸送形態" 地域研究. 38-1. 47-55 (1997)

  • [文献書誌] 鈴木 厚志: "長江中流域における河岸都市の配置と構造" 地域研究. 38-1. 56-61 (1997)

  • [文献書誌] 李 慶忠・正井 泰夫: "武漢市の発達過程と都市計画" 地域研究. 38-1. 62-68 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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