研究分担者 |
陳 勇 社会科学院, 簡帛研究センター, 副研究員
李 永良 甘粛省, 文物考古研究所, 副所長
けい 義田 中央研究院, 歴史語言研究所, 研究員
鵜飼 昌男 関西大学, 文学部, 講師
吉村 昌之 関西大学, 文学部, 講師
上島 紳一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (10184920)
籾山 明 埼玉大学, 教養学部, 教授 (70174357)
冨谷 至 京都大学, 人文科学研, 助教授 (70127108)
永田 英正 京都大学, 文学部, 教授 (90027532)
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研究概要 |
1,新旧居延漢簡を總合して成果を得ようとする研究は、関西大学東西学術研究所において毎週行われる輪読会において毎簡新刊行写真版による釈読を行い、釈文の正確なものを確定する作業と共に、その結果の簡文をコンピュータにインプットしてデータを蓄積中である。招へい研究者もこの研究会に出席し、日本の研究法を経験すると共に、彼等の知見を提供し、共同作業の成果をあげている。 2,中国内で出土した各種木簡の内、敦煌懸泉置出土木簡については、釈文の初稿が出来たので、甘粛省文物考古研究所の特別の要請に応じ、9月14日より28日まで代表者大庭と研究協力者陳波が当初遼陽へ趣き調査するとした予定の行先を変更してこれに当たり、代表的木簡の釈文について意見を提出した。また、広州・長沙での調査で、江蘇省連雲港尹湾漢簡と、長沙王妃墓出土の漢簡とを見て、その情況を理解し、近い将来での研究の準備を行った。 3,ローマ木簡については代表者大庭はバースその地で実見し、11月10日けい義田と共にシンポジウム「漢とローマ」を行った。
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