研究分担者 |
劉 軍 中国文物研究所, 副研究員
李 均明 中国文物研究所, 副研究員
上島 紳一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (10184920)
冨谷 至 京都大学, 人文科学研, 助教授 (70127108)
永田 英正 京都女子大学, 文学部, 教授 (90027532)
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研究概要 |
1,新旧居延漢簡を總合して成果を得ようとする研究は、関西大学東西学術研究所において毎週行われる輪読会において毎簡新刊行写真版による釈読を行い、釈文の正確なものを確定する作業と共に、その結果の簡文をコンピュータにインプットしてデータを蓄積中である。 2,中国で出土した木簡の内、尹湾出土漢簡について報告書が出版されたので、平成10年初よりこの共同研究も開始した。次年度には下級官僚につき多少の成果を得る見込みである。 3,招聘研究者李均明・劉軍は、新旧居延漢簡及び尹湾漢簡の釈読につき意見の交換を行えたほか、新発見の長沙の呉簡について新しい情報を提供し、日本側研究者に新知見を与えた。張羽新は日本の木簡保存処理方法について新知見を得た。 4,吉村・鵜飼・門田の三名は始めてスタイン将来漢簡を実見し、簡の形態・文字等についていくつかの疑問を解決できた。
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