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1998 年度 実績報告書

新旧居延漢簡の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08044011
研究機関皇学館大学

研究代表者

大庭 脩  皇學館大学, 文学研究科, 教授 (50067451)

研究分担者 鵜飼 昌男  関西大学, 文学部, 講師
吉村 昌之  関西大学, 文学部, 講師
籾山 明  埼玉大学, 教養学部, 教授 (70174357)
冨谷 至  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (70127108)
永田 英正  京都女子大学, 文学部, 教授 (90027532)
キーワード居延漢簡 / 尹湾漢簡 / 漢書百官公卿表 / 文献目録 / 文書形式 / 暦法 / 漢代印章 / 『漢簡の基礎的研究』
研究概要

1) 関西大学において毎週一回輪読会を行った。居延漢簡は全簡を読了し、ついで新出尹湾漢簡の輪読も終了。その後、漢書百官公卿表をはじめ官制関係史料を用い、漢簡に見える官職との比較を行った。
2) 継続してきた各漢簡文のコンピューターソフト化は終了し、運用している。
3) 1995年までの簡牘研究文献目録を作成し、公表する。
4) 文書の形式と効用、現実の記載にもとづく漢代暦法の復原、日本に存在する漢代印章の調査結果などの基礎的な研究成果に、(3)の文献目録を加え、『漢簡の基礎的研究』と題する研究書を思文閣出版より刊行する。
5) 今後の課題として中国で簡牘類の釈文の発表が時間がかかる事実に対し、日本の漢簡研究者はどう対処するかという問題が出てきた。発掘資料を利用する研究であるから中国側の発表を待つより他に方法はない。その間で新しい研究者の育成をせざるを得ぬのではないか。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 大庭 脩: "『居延漢簡補編』について" 皇學館論叢. 31.5. 1-14 (1998)

  • [文献書誌] 吉村 昌之: "居延甲渠塞における部隊の配置について" 古代文化. 50.7. 1-14 (1998)

  • [文献書誌] 鵜飼 昌男: "辺彊警衛の行政機構" 『木簡-古代からのメッセージ』所収. 93-134 (1998)

  • [文献書誌] 門田 明: "辺境防衛の中での生活" 『木簡-古代からのメッセージ』所収. 135-180 (1998)

  • [文献書誌] 大庭 脩: "『木簡-古代からのメッセージ』" 大修館書店, 376 (1998)

  • [文献書誌] 大庭 脩: "漢簡の基礎的研究" 思文閣出版, 216 (1999)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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