研究課題
1.研究実施の打合せ橋爪大三郎(研究代表者)が、7月下旬に中国・天津に赴き、天津社会科学院の王輝院長以下、日本研究所、社会学研究所のメンバー(共同研究者)と、今回の研究計画の細目について、打ち合わせた。続いて、天津社会科学院の万新平副院長(共同研究者)が、11月上旬に来日し、「《現代日本文化対中国影響的調査与研究》課題計画」をもとに、橋爪と再度、打合せを行なった。2.研究成果の交流天津社会科学院・日本研究所、社会学研究所の4名が、1月下旬に来日し、橋爪と研究成果の交流を行なった。特に、王金林教授は、現在調査中の中国マスメディアに現れた日本関連情報の内容別・頻度別統計データ、季強研究員は、消費社会環境における中国青年の心理について、橋爪に調査研究の成果を報告した。橋爪は、アジア指向に展開しつつある日本文化の動向について情報提供を行ない、論討を行なった。3.今後の計画中国側のリーダーである王輝院長が、4月に来日し、その後の研究計画について打合せを行う予定である。これを踏まえ、天津社会科学院では、中国国内で数百名を対象にしたアンケート調査を実施し、都市部における日本文化の影響を実証的に調査する。この調査結果を、統計的・内容的に分析し、変容する現代中国の対日イメージを客観的に浮き彫りにする。
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