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1996 年度 実績報告書

留学生交流の成功に必要な諸要因についての調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 08044034
研究機関桜美林大学

研究代表者

光田 明正  桜美林大学, 国際学部, 教授 (60245363)

研究分担者 WU David  香港中文大学, 人類学科, 教授
CHEEーMEOW Se  シンガポール大学日本研究所, 所長
TUZIN Donald  UCSD, 文化人類学部, 教授
HOPKINS Rich  一般教育協議会, 局長
FRANTZ David  オハイオ州立大学, 人文学部, 教授
BLUMENTHAL P  IIE, 副会長
二宮 皓  広島大学, 教育学部, 教授 (70000031)
馬越 徹  名古屋大学, 教育学部, 教授 (60000030)
井上 雍雄  桜美林大学, 国際学部, 教授 (00223280)
キーワード留学生 / 高等教育 / 国際化 / Study Abroad / 国際教育 / 米国留学
研究概要

1 米国の大学等における留学生交流の成功因子の研究
米国の諸大学における留学生受入れ体制の調査、IEI等国際交流関係機関の調査、及びシンガポールにおける米国留学と日本留学動機調査を行った結果、米国の大学における留学生交流が成功する背景として次の点があると考えられる。
(1)大学の学問的水準の高さ(最先端の学習・研究志向への対応)、(2)各国政府の留学生送り出し政策への協力・バックアップ体制の充実、(3)大学自体の奨学金(アッシスタントシップを含む)支給体制(研究費における人件費の支出規制が極めて弾力的で外国人を学期を通じて雇用できるシステムなど)の違い、(4)大学の留学生受入れ体制の充実(特に寮とアドバイスシステム)、(5)地域社会が留学生を受け入れることの経済的メリットを理解しているという社会経済的効果による動機(日本は「親切」と「迷惑」の関数)、(6)帰国後の留学メリットが測定可能であると同時に可視的でもあるという実績効果など。(7)さらに連邦政府の交流支援という側面もあるだろう。
2 米国の大学におけるスタディー・アブロードの成功
またアメリカ人学生を各国のフィールドに送り、それぞれの文化や言語を習得させるための正規の短期海外留学・学習プログラムを開発し、実施してきた長年の実績が交流の成功を支える重要な因子となっている。これについてはさらに詳細に調査研究し、このプログラムが留学生を受入れることにどのような効果をもつかを調べる必要がある。

  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 光田明正: "アジアからの留学生が日本に期待するもの" ワールドプラザ. (1996)

  • [文献書誌] 光田明正: "中華の世界と日本" 比較文化研究. (1996)

  • [文献書誌] 光田明正: "日本異質論" 弘道. (1996)

  • [文献書誌] 馬越 徹: "日本人アジア研究者の留学観に関する調査" 名古屋大学教育学部紀要. 42-2. 347-380 (1996)

  • [文献書誌] 馬越 徹: "アジアの高等教育を概観する" 職員総合研修報告書(財団法人 私学研修福祉会). 691-712 (1996)

  • [文献書誌] 井上雍雄: "ジュニアイア・アブロード-大学のカリキュラムと国際交流プログラム" 大学カリキュラムの再編成(玉川大学出版部). (1997)

  • [文献書誌] 井上雍雄: "Integrating Study Abroad into the Undergraduate Liberal Arts Curriculumの翻訳" (玉川大学出版部より). (予定).

  • [文献書誌] 二宮 皓: "短期留学生に関する調査" 広島大学教育学部紀要. 46-1(予定). (1997)

  • [文献書誌] 黄 帆・二宮 皓: "中国人帰国留学生の日米留学評価に関する研究" 留学生教育(日本留学生教育学会紀要). 1-1(予定). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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