研究課題/領域番号 |
08044054
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
天埜 堯義 茨城大学, 理学部, 教授 (60037249)
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研究分担者 |
MCKELLAR A. R. W. SIMS, National Research Council, Group Leader SRO
坪井 昌人 茨城大学, 理学部, 教教授 (10202186)
陳 文初 茨城大学, 理学部, 助手 (40272108)
FELDMAN P. A. HIA, National Research Council, SRO
BUNKER P. R. SIMS, National Research Council, PRO
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研究期間 (年度) |
1996
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キーワード | 高分解能分光 / 星間物質 / サブミリ波分光 / 分子イオン / ファンデアワールス錯作 |
研究概要 |
1996年度、茨城大学宇宙物質学講座実験グループとカナダ国立研究所実験室分光および電波天文グループ間の共同研究は当初の目的を達成し終了した。当プログラムは相互に研究者を交換する(茨城大学からは、天埜および陳が、カナダ国立研究所からは、Bunker,McKellar,およびWatsonが相互に訪問)ことにより、お互いに他の手段では得られない成果をあげた。 茨城大学およびカナダ国立研究所において、赤外レーザー分光およびミリ波分光を実験手段としてvan der Waals分子の高分解能分光実験を行った。会計年度末近くになって茨城大学サブミリ波分光装置が完成し、この領域における星間分子イオン・フリーラジカルの分光実験が可能になった。 赤外領域においては、ダイオードレーザーおよびフーリエ分光器により、CO-He,CO-Neの分子内ダイナミックスの研究を行った。また、超音速ジェット源を分子源としたミリ波直接吸収分光法は、回転トンネリング分光の詳細な研究に十分な高い感度を有していることを示した。 カナダ国立研究所からの二人の理論家(Bunker,Watson)との議論・討議は、単に、当事者のみならず、国内他大学(東京大学・京都大学)・融合領域研究所の研究者からの歓迎され、双方多大の成果をあげることができた。
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