研究分担者 |
ミリング D. ヨーク大学, 理学部, 助教授
オーア D. ヨーク大学, 理学部, 教授
リューア H. ブラウンシェバイク工科大学, 地球物理学気象学研究所, 助教授
クリステンセン E. デンマーク気象研究所, 部長
杉浦 正久 東海大学, 開発技術研究所, 教授 (90179135)
竹田 雅彦 京都大学, 理学部, 助手 (30236484)
亀井 豊永 京都大学, 理学部, 助手 (10233967)
家森 俊彦 京都大学, 理学部, 助教授 (40144315)
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研究概要 |
エルステッド磁場観測衛星データの国際共同解析 目的:デンマーク気象研究所を中心とする地磁気研究グループが打ち上げるエルステッド衛星のデータ国際共同解析計画に参加し,地球周辺空間の電磁気的構造を研究する。また、日本側からの貢献として,太陽風から磁気圏へのエネルギー流入の研究に重要な二つの地磁気指数AE(オーロラエレクトロジェット)指数,D st指数を算出提供し,エルステッドデータ解析に役立てる. 平成8年度の成果: (1)AE指数の算出はロシア4観測所のデータ取得・伝送に困難があるため大幅に遅れている。本研究のグループは,科学研究費基盤展開研究によって、これらロシアの観測所のデジタル化と衛星経由データ伝送の実現に努力してきた.本年度は,その最終年度にあたるので,本研究の旅費を使いロシアを中心とするAE観測所の整備を行った.その結果,Quick Look AE指数のテスト算出が出来るようになった(97年2月). (2)Quick look D st指数の算出を開始し,WWWで公開している(96年10月から). (3)Pi2地磁気脈動の自動検出システムを開発しテストを行っている. (4)デンマーク気象研究所と京都大学の間でミラーリングによるデータ交換を始めた. (5)高時間分解能D st指数ASY,SYM指数を算出提供している. (6)ヨ-ク大学のミリング博士を招聘,磁場共同観測,実時間処理について打合せを行った(12月). (7)本年3月には,家森が,ドイツ地球研究センターとデンマーク気象研究所を訪問,データ交換方法と共同研究について打合せた.
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