研究分担者 |
土井 浩一郎 国立極地研究所, 助手 (80290873)
藤 浩明 東京大学, 海洋研究所, 助手 (40207519)
田村 良明 国立天文台, 助手 (90150002)
田中 寅男 京都大学, 防災研究所, 教授 (40027222)
小泉 金一郎 東京大学, 海洋研究所, 助手 (70107457)
瀬川 爾朗 東京大学, 海洋研究所, 教授 (60013570)
大江 昌嗣 国立天文台, 教授 (00088783)
大久保 修平 東京大学, 地震研究所, 助教授 (30152078)
KOBLINSKY C. アメリカ航空宇宙局, ゴダード宇宙飛翔センター, 主任研究員
BOWIN C. ウッズホール海洋研究所, 研究員
今西 祐一 東京大学, 海洋研究所, 助手 (30260516)
倉賀野 連 気象庁, 気象研究所・海洋研究部, 主任研究員
久保田 雅久 東海大学, 海洋学部, 教授 (90147124)
川村 宏 東北大学, 理学部, 教授 (40169769)
川崎 康寛 北海道区水産研究所, 海洋環境部, 主任研究員
岡田 喜裕 東海大学, 海洋学部, 講師 (70224037)
江淵 直人 東北大学, 理学部, 助教授 (10203655)
市川 香 愛媛大学, 工学部, 助手 (08241218)
青木 茂 国立極地研究所, 助手 (80281583)
福田 洋一 京都大学, 理学部, 助教授 (30133854)
SMITH W.H.F. アメリカ海洋大気庁, 地球科学部, 研究員
TAPLEY B.D. テキサス大学, 宇宙研究センター, 教授
FUKUMORI I. アメリカ航空宇宙局, ジェット推進研究所, 研究員
NEREM R.S. テキサス大学, 宇宙研究センター, 助教授
LE Traon P.ー フランスCLS, 宇宙海洋グループ, 研究員
RAPP R.H. オハイオ州立大学, 測地科学及び測量学部, 教授
BINDOFF N.L. オーストラリア南極共同研究センター, 研究員
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研究概要 |
人工衛星に搭載したマイクロ波レーダー海面高度計は,海面の高さを数センチの精度でグローバルに観測できる測器であり,そのデータは海洋と固体地球の力学に関する研究において極めて重要であると考えられている.本研究では,海洋物理学研究者と固体地球物理学研究者が互いに緊密な連携を取りながら協力研究を行うことを目指している. 本年度は,9月に東京で開かれたIAGの重力とジオイドに関する国際シンポジウムの機会を利用して,米国の研究分担者2名を招請し,固体地球ダイナミクス関連の情報交換を図った.10月には英国で開かれた海洋潮汐に関するシンポジウムとトペックス・ポセイドン科学検討チームの会合に,研究代表者と研究分担者5名を派遣し,海面高度計に関連した本研究グループの研究成果を披露するとともに,国際的な最新の研究情報を得た.また,11月には東京においてグループ全体の研究集会を開催し,衛星海面高度計データの処理や解析法に関する情報交換を行った.この集会に合わせてオーストラリアの研究分担者を招請し共同研究の促進を図った.その成果を集会の報告書としてまとめた.また,3月には米国の研究分担者を招請し,各地で打合せ会を開催して情報交換を行った. これらの活動のなかで以下のことが明らかになった.トペックス・ポセイドン海面高度計データを,現場の海洋観測データと組み合わせることによって,日本南岸における黒潮の流量の長期にわたる連続記録を作成した.黒潮流量の季節変動が明瞭には存在しないなど,これまで知られていなかった興味ある事実が明らかになった.また,従来は機密扱いであったGEOSATの測地ミッション中のデータの解放や,新たなERS-1/2のデータの登場で,複数の衛星のデータ利用が可能となり,高精度のトペックス・ポセイドンのデータを利用して,それらの精度の向上を図ることができるようになった.
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