研究課題/領域番号 |
08044144
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
亀田 弘行 京都大学, 防災研究所, 教授 (80025949)
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研究分担者 |
角本 繁 日立製作所, 中央研究所, 技術主幹
能島 暢呂 岐阜大学, 工学部, 助教授 (20222200)
河田 惠昭 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
林 春男 京都大学, 防災研究所, 教授 (20164949)
岡田 憲夫 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026296)
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キーワード | 都市地震防災 / 許容リスク / 社会的基盤 / 社会基盤システム / モニタリング技術 / 情報技術 |
研究概要 |
平成10年12月14日〜15日、ロスアンジェルスにおいて第5回(最終)ワークショップを行い、研究とりまとのめの方針を討議した。その結果、以下のような成果を得た。 1. 分科会討議から、以下のような結論を得た。 (1)リスクに関する社会的課題:都市地震災害における許容リスクに関する研究課題として、性能志向型設計・交通システムの耐震性能向上・GIS/RESなどの情報技術の活用・総被害の定量的評価が特に重要、(2)社会基盤システムの地震リスク:性能規範の設定法とコスト有効性の評価法の開発が重要、(3)リスク低減のための先端技術:モニタリング、非破壊検査、構造制御技術の発展が必要、(4)リスク低減のためのリモートセンシングとGISの技術:高解像衛星画像の活用、合成開口レーダー画像の活用、地理情報システム(GIS)の防災活用の研究が重要。 2. 上記4項目の課題について、参加者から個別発表を行った。それらは本研究の最終成果に組み込まれる。それらの成果を列挙すると以下のとおりである。 (1)強震地震動に対する社会基盤施設の性能規範設定とその達成法、(2)都市交通システムの地震災害軽減法、(3)ライフラインノ地震時性能評価指標、(4)都市地震災害からの復興プロセスの経済的評価、(5)災害リスクと土地利用均衡における情報公開の意義、(6)災害過程のエスノロジー的分析、(7)リスク対応型地域空間情報システムの構築 3. 以上の成果のとりまとめとともに、本研究全体の意義について討議を行い、最終報告書の構成を定めた。
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