研究課題
国際学術研究
本研究は、音声データベース・韻律ラベリング・音声入出力技術評価の国際的協調・統一を目的として世界各国の指導的研究者の協力の下に共同研究を行い、下記の成果を収めた。(1) 国内外における研究進捗状況の調査及び主要研究者との意見交換平成8〜10年度の3ヶ年間に、米・英・仏・独・オランダ・スペイン・ギリシア・オーストラリア・中国・韓国・香港において、国内・外の研究分担者・協力者とともに世界各国における当該技術の調査を行い、研究を積極的に推進すると同時に、国際的協調に関する討議を行った。なおこれと対応して国内における研究協力体制の整備を行った。(2) 関連研究者の研究発表・討議・意見交換の場としての国際会議の計画と実行本研究の国外分担者をつとめる欧州の研究者が中心となり、研究代表者が国際諮問委員となって、当該分野の研究発表・討議・意見交換の場としての『言語資源・評価国際会議』を企画し、平成10年5月にその第1回をグラナダで開催した。また、日本語・中国語・韓国語等の東アジア諸言語を対象として、関連技術の協調をはかるため『東アジア諸言語の言語資源・評価』に関する第1回の作業部会を同じく平成10年5月に開催した。いずれも今後、国際研究集会として定期的に開催されることが決定している。(3) 当該分野の技術の国際的協調・統一のための作業部会の開催と意見交換平成8〜10年の3ヶ年間に、各年1回の作業部会を開催し、音声データベース・韻律ラベリング・音声入出力技術評価に関する中央協調委員会(略祢COCOSDA)を永続的に設置して活動を続けることが決定した。
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