研究分担者 |
TOKER Michae ユーリッヒ総合研究機構, プラズマ研究所, 研究員
POSPOESSZYCK アルブレトト ユーリッヒ総合科学研究機構, プラズマ研究所, 研究員
SAMM Urlich ユーリッヒ総合研究機構, プラズマ研究所, 研究員
KOSLOWSKI Ha ユーリッヒ総合研究機構, プラズマ研究所, 研究員
FINKCN Karl ユーリッヒ総合研究機構, プラズマ研究所, 研究員
ESSER Hans G ユーリッヒ総合研究機構, プラズマ研究所, 研究員
伊藤 公孝 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50176327)
田辺 哲朗 名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 教授 (00029331)
和田 元 同志社大学, 工学部, 教授 (30201263)
高杉 恵一 日本大学, 原子力研究所, 講師 (50187952)
松本 和憲 富山県立大学, 工学部, 助教授 (00107179)
庄司 多津男 名古屋大学, 工学部, 助教授 (50115581)
野田 信明 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (10144172)
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研究概要 |
周辺部制御法の実験として高周波リミター実験,高Zリミター実験,ペレット入射実験,希ガス入射実験を実施し,いくつかの結果を得た。 (1)高周波(RF)リミター実験では,装置改良によって入射RFパワーを4kWまで上げ,標的プラズマ条件を制御することによって,周辺部の密度を減少させる条件を見出した.この結果により,大型化の手掛りが得られた. (2)高Zリミター実験では,プラズマ周辺部への不純物侵入距離を詳細に測定し,酸素不純物の侵入距離が他に比べて短く,侵入エネルギーが小さいことなど,いくつかの結果を得た.不純物侵入がプラズマ周辺部に与える影響を評価する基礎データを充実させる結果になった. (3)ペレット入射実験では,入射直後の電流分布に変化を与える結果を得たものの,計測が不十分で定量的な議論をするまでには至らなかった. (4)希ガス(ネオン)入射によって,周辺部温度を10〜70eVの範囲で制御することに成功した. その他,周辺部イオン温度計測を目的とするグリッド付きプローブ(イオン温度プローブ)実験の打ち合わせ,平成9年度での実験射メドをつけた.高Z材料に関する調査も進行中であり、これまで実験に使ったタングステン,モリブデン以外にもタンタル等将来性のある材料を見出しつつある.高熱伝導率炭素複合材タイルの装着は行なわれ,高熱負荷条件で異常なく使用できることはわかったが,熱計測,表面損傷観察等は次年度に予定されている.また周辺部磁場にアイランドを形成させ,磁場構造を偏重する方式(ダイナミックエルゴダイゼーション)について計算とコイル設計検討を進め,現実的な設計案をまとめた. 高Zリミター実験については,本研究開始以前からの研究の蓄積があり,国際会議での招待講演の依頼を受けるなど,本研究の国際的評価が高まっている.
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