研究課題/領域番号 |
08044183
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
浜田 泰司 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部・主幹, 教授 (20023723)
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研究分担者 |
CONNOR K. A. レンセラー工科大学, 教授
藤沢 彰英 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (60222262)
井口 春和 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (40115522)
KRUPNIK L. ウクライナ国立科学センター, 教授
CROWLEY T. レンセラー工科大学, 助教授
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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キーワード | 重イオンビーム / プラズマ電位 / プラズマ揺動 / 軌道制御 / イオン源 / 加速器 / プラズマ計測 / HIBP |
研究概要 |
(1)CHS装置における揺動計測のため、二次ビームの12chチャンネル検出器を製作し、軌道計算に基づいてCHS真空容器内の設置した。ビーム検出板の前面に設置したバイアス電極でプラズマ光による二次電子電流を押さえる方式をテストしたが、複雑なヘリカル磁場の構造により全チャンネルについて同時に二次電子電流を押さえることができず、LHDに適用する場合にはチャンネルごとのバイアス電極が必要である。 (2)CHSの実験では高い時間、空間分解能によりポテンシャルのダイナミックな振る舞いを測定することに成功した。この結果はヘリカル系磁場閉じ込めにおけるプラズマの粒子拡散束と径電場との非線形関係及びその結果生じる遷移現象を示すものとして新しい知見をもたらした。これらの結果はプラズマ物理及び計測の新しい発進として評価され、98年度のプラズマ物理の国際会議(ICPP98)及び米国電気学会主催のプラズマ科学の国際会議(ICOPS)の招待講演に推薦された。 (3)1998年にはスペインの原子力研究所(CIEMAT)において、重イオンビームプローブが稼働する予定である。この設計、製作の中心となっているハリコフ及びクルチャトフのチームとCHS実験の成果に基づく研究協力を進めることで合意した。 (4)JIPPT-IIUの実験データ解析を通して、多チャンネル同時検出方式により、電位揺動についてもを空間多点の相関計測が可能であることを実証した。また、新しい長寿命イオン源の開発に関してウクライナのチームと研究協力を進めることに合意した。 これらの結果はすべてLDHの6MeV HIBP開発の基礎となるものである。
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