研究課題/領域番号 |
08044209
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
吉里 勝利 広島大学, 理学部, 教授 (20095516)
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研究分担者 |
大房 健 広島大学, 理学部, 助手 (50243548)
EXPOSITO Jea IBCP(CNRS), 研究員
GARRONE Robe IBCP(CNRS), 教授
二宮 善文 岡山大学, 医学部, 教授 (70126241)
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キーワード | コラーゲン / コラゲナーゼ / 無脊椎動物 / カイメン / ウニ / プラナリア / ホ乳類 / 分子進化 |
研究概要 |
吉里は1997年12月にフランスに赴きフランス側と研究計画全体に関する打ち合わせを行った。また、これと同時に12月16日から18日まで、フランス・パリの日仏工業技術協会で行われた日仏科学技術シンポジウムに出席し、生命科学のセクションで、昆虫細胞を用いた組換え型コラーゲンの産生に関する講演を行った。 大房は、1997年11月に研究協力者である大学院生2名(朝比奈欣治、沢田卓哉)を伴って、フランスを訪問し、昨年度の共同研究の結果得られたclone8のcDNAをプローブとして用いてフランス産ウニ胚より抽出したRNAをもとに、当該遺伝子の発現の解析を実施した。また、clone8の完全長cDNAを得るために、フランス産ウニの胚を材料としてGarrone,Expositoらによって作成されたcDNAライブラリのスクリーニングを実施した。のべ80万プラークに及ぶライブラリをサザンブロットハイブリダイゼーションによりスクリーニングを実施したが現在までのところ完全長cDNAは得られていない。 二宮は、1998年2月に訪仏し、フランス側と哺乳動物のコラーゲン遺伝子と無脊椎動物のコラーゲンに関する比較研究に関する意見交換を行った。 また大房は、1998年3月に再度訪仏し、カイメンのコラゲナーゼのcDNAを得るための実験を実施した。 昨年度、本研究において初めて見いだされたカイメンのコラゲナーゼに関する研究も進行中である。本年度は、放射標識コラーゲンを基質にしたアッセイ法により活性を定量的に測定する系を確立し生化学的解析をすすめた。
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