研究課題/領域番号 |
08044218
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
浅野 泰久 富山県立大学, 工学部, 教授 (00222589)
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研究分担者 |
ウォーラー デイビッド・ シェフィールド大学, 分子生物及び生物工学科, 博士研究員
ブリットン K・リンダ シェフィールド大学, 分子生物及び生物工学科, 博士研究員
米田 英伸 富山県立大学, 工学部, 助手 (50285160)
大利 徹 富山県立大学, 工学部, 助教授 (70264679)
加藤 康夫 富山県立大学, 工学部, 助教授 (20254237)
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キーワード | アミノ酸脱水素酵素 / フェニルアラニン脱水素酵素 / X線構造解析 / 部位特異的変異 / ロイシン脱水素酵素 / メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼ / オピン脱水素酵素 / 遺伝子クローニング |
研究概要 |
フェニルアラニン脱水素酵素:富山県立大ではBacillus sphaericus, B.badius, Sporosarcina ureae,Microbacterium由来のPheDHを高度に精製し、Sheffield大のProf.Rice研究室に送付した。先方では、X線構造解析のためにハンギング・ドロップ法による結晶化を試みた。一方、B.sphaericus由来のpdh遺伝子をDublin大のProf.Engel研究室に供与した。Engel研究室では、Rice研究室でのグルタミン酸水素酵素(GluDH)のX線構造解析の結果を受けて、GluDHやPheDHの基質特異性の決定部位を特定し、部位特異的変異によりPheDHがロイシン脱水素酵素(LeuDH)の基質特異性を示すよう改変した。 オピン脱水素酵素:富山県立大においてArthrobacter由来のODH遺伝子(odh)をクローニングすると共に大腸菌からの高度精製を行いProf.Rice研究室に送付した。先方では、結晶化を試み、X線結晶解析を開始した。富山県立大は、ODHを用いて各種オピン化合物を立体選択的に合成した。 3メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼ:富山県立大において、Enterobacter,Citrobacter,Proteus等の腸内細菌群由来のMALの酵素化学的特性を詳細に調べると共に部分的ペブチド断片のアミノ酸配列を決定した。その結果を踏まえ、合成遺伝子プローブを用いてアンモニアリアーゼの遺伝子をクローニングした。また、これらの酵素をRice研究室に送付し、結晶化を試みた。 国際学会において、これまでの成果をまとめて発表した。
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