研究課題/領域番号 |
08044218
|
研究種目 |
国際学術研究
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
|
研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
浅野 泰久 富山県立大学, 工学部, 教授 (00222589)
|
研究分担者 |
ヘイデン ブロナ ダブリン大学, 生化学科, 博士研究員
アーテミュイク ピーター シェフィールド大学, 分子生物, 博士研究員
ライス デイビット・W シェフィールド大学, 分子生物, 教授
米田 英伸 富山県立大学, 工学部, 助手 (50285160)
加藤 康夫 富山県立大学, 工学部, 助教授 (20254237)
DAIRI Tohru Toyama Prefectural University, Biotechnology Research Center, Associate Professo (70264679)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1997
|
キーワード | アミノ酸脱水素酵素 / オピン脱水素酵素 / X線結晶構造解析 / 部位特異的変異 / 遺伝子クローニング / キメラ酵素 / フェニルアラニン脱水素酵素 / メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼ |
研究概要 |
(1)フェニルアラニン脱水素酵素:Bacillus sphaericus,B.badius,Sporosarcina ureae由来のフェニルアラニン脱水素酵素を大腸菌形質転換株より大量に得た。本酵素をアイルランド、ダブリン大学のエンゲル教授および英国シェフィールド大学のライス教授に送付した。グルタミン酸脱水素酵素のX線構造解析の結果のフィードバックを受けて、フェニルアラニン脱水素酵素の活性中心と目される残基周辺に部位特異的変異をかけ、キメラ酵素を作成した。 (2)メチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼ:細菌Enterobacter,Citrobacter,Proteus等由来の腸内細菌群のメチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼを高度に精製し、酵素化学的特性を詳細に調べた。腸内細菌群中におけるメチルアスパラギン酸アンモニアリアーゼは、お互いに高い類似点を有しているのみならず、偏性嫌気性菌由来の同酵素とも相同性を有していた。結晶化を行うとともに、シェフィールド大学のライス教授に送付し、X線構造解析を開始した。 (3)オピン脱水素酵素:Arthrobacter由来のオピン脱水素酵素遺伝子をクロニーングし、大腸菌形質転換株より本酵素を大量に高度に精製した。本酵素をシェフィールド大学のライス教授に送付し、X線構造解析に成功した。NADX^+存在下、非存在下において得られた結晶から、いずれも1.8Åの分解能のデータを得た。 (4)国際会議等において、これまでの研究成果をまとめて発表した。
|