研究課題/領域番号 |
08044219
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
SCHWARTZ Ow オーストラリア国立大学, Senior Res
WILLIAMSON E オーストラリア国立大学, Senior Fel
PLAZINSKI J オーストラリア国立大学, Senior Res
新免 輝男 姫路工業大学, 理学部, 教授 (80114510)
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キーワード | ミオシン / モノクローナル抗体 / 遺伝子のクローニング / 凍結置換法 / ポリクローナル抗体 |
研究概要 |
過去一年間に両国間で何度も行き来を行い、研究所だけでなく、研究所計画についても討議した。本年の主要結果として、いくつかの異なる植物ミオシンのイソタイプに対するポリクローナル抗体の単離した。また、モノクローナル抗体の生産をAustralian National Universityのモノクローナル抗体生産センターに依頼した。 Dr. Schwartzの来日中に、根毛の試験材料の調製にはDr. Ridge & Dr. Schwartzが共同で行ったように、凍結置換法(freeze-substitution method)が最適であることが明らかとなった。 これまでに、ポリクローナル抗体の植物組織に対する試験を行ったが、対照に問題があるため、むらのある結果となった。現在も、免疫染色の最適条件を決めるために実験を行っているが、来たいできる結果が得られている。 Dr. Plazinskiとの討議ののち、私達は、標識として緑色蛍光タンパク遺伝子をつないだミオシン遺伝子のクローニングを試みることにした。もし成功すれば、抗体の必要性がなくなるかもしれない。まず、アラビドプシス転換植物体における緑色蛍光タンパクの発現を得ることを目指しており、現在転換体を選抜している。 以上のように、私達は課題に対して、免疫化学のよく証明された系とミオシンタンパク自体を一つの付属蛍光タンパクで標識するという新しい可能性のたかいきわめて興味ある試みと、二つの方法で挑戦している。
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