研究分担者 |
SENARATH Dis ハーバード大学, 公衆衛生学部, 研究員
WEELAPPULI R ペラデニア大学, 医学部, 講師
SENARATH B.P ペラデニア大学, 医学部, 講師
小島 正樹 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (90277252)
井上 英史 東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (20184765)
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研究概要 |
1.Brugia malayiの成無視のcDNAライブラリーより2種のアスパラギン酸をプロテアーゼ(Asp1、Asp3),幼虫より1種のアスパラギン酸プロテアーゼのcDNAをクローン化し,Asp2,Asp3については全長,Asp1については部分長の塩基配列を決定し,アミノ酸配列を推定した。いずれも典型的なペプシン型アスパラギン酸プロテアーゼであり,Asp1とAsp2はカテプシンDに近く,Asp3はガストリックシンに近い酵素で,両者は進化的に別系統に属することが明らかになった.大腸菌等を用いる本控訴の大量発現系の構築を進めた. 2.Brugia malayiの幼虫cDNAライブラリーより2種のシステインプロテアーゼcDNAをクローン化し,その全長配列を決定し,アミノ酸配列を推定した.両者のアミノ酸配列はかなり異なるか同種のシステインプロテアーゼに属し、高等動物のカテプシンSに高い相同性を示した. 3.上記研究を並行して、プロテアーゼに関する以下の研究を行った. (1)マウスカテプシンE遺伝子を単離し、全塩基配列と染色体上の位置を明らかにした. (2)パイチャップルのブロメラインインヒビターの各種イソ型の全アミノ酸配列を決定した. (3)アスパラギロペプシノゲンIのプロペプチド中の塩基性残基の役割を部位特異的変異法により解析した. (4)アスパラギロペプシンIIの活性部位残基(AspとGlu)を部位特異的変異方により同定した. (5)食虫植物よりネペンテシンを初めて完全精製し,その諸性状を明らかとした. (6)ブタ脳より活性発現に界面活性剤を必要とする新規な膜統合性金属プロテアーゼを発現,精製,単離し,諸性状を明らかにした. (7)ブタ小腸粘膜よりエンテロペプチダーゼを精製する方法を確立し,精製酵素について諸性状を明らかにした.
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