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1997 年度 研究成果報告書概要

南極海ペンギン類の捕食行動とエネルギーダイナミックス

研究課題

研究課題/領域番号 08044224
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分共同研究
研究分野 生態
研究機関国立極地研究所

研究代表者

福地 光男  国立極地研究所, 南極圏環境モニタリングセンター, 教授 (80099936)

研究分担者 佐藤 克文  国立極地研究所, 研究系, 助手 (50300695)
加藤 明子  国立極地研究所, 研究系, 助手 (80261121)
荒井 修亮  京都大学, 農学部, 助手 (20252497)
綿貫 豊  北海道大学, 農学部, 助教授 (40192819)
内藤 靖彦  国立極地研究所, 研究系, 教授 (80017087)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
キーワードデータロガー / ペンギン / 潜水 / 遊泳速度 / 心電波形 / 代謝エネルギー / 捕食行動 / 浮力
研究概要

南極海においてはペンギンは、ナンキョクオキアミの主要な捕食者として、南極海生態系に大きな係りを有している。一方気候変動は海氷域の後退、気候の変化などの現象を通じて、生態系へも大きな影響を与えると考えられている。生態系の変動がどのような過程を経て高次の捕食者であるペンギンに影響を与えるかは、現在ほとんど解明されていない。本研究では、大きな困難を有していた水中行動研究をマイクロデータロガー技術を駆使して行い、ペンギンの行動、特に捕食と関係している潜水行動、捕食のための努力量の定量化等を行うことを目的に研究を行った。ペンギンの遊泳速度は概略2m/sで、潜水中に速度の大きな変化はないが、浮上直前に浮力の増大により自然浮上を行い、速度は3m/sにも達する。捕食は最大深度付近で行なわれる。餌生物により潜水のプロファイルが異なる。また、潜水を行う際は体温を下降させ代謝量をセ-ブしている。さらに、海氷海域では潜水のため水開きの制限や潜水後に浮上の穴を発見するため特別なストレスを受けていること、等多くの未知の情報を得ることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Watanuki Y: "Diving and foraging behavior of Adelie penguins in areas with and without fast pack-ice" Polar Biology. 17. 296-304 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Watanuki Y: "Diving and foraging of behavior Adelie penguins in areas with and without fast pack-ice" Polar Biology. 17. 296-304 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-03-16  

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